掲載日: 2006年 10月 17日

ピカソの若い時の作品に会えるピカソ美術館

文章:大槻 英樹(All About「スペイン」旧ガイド)
スペイン旅行を計画する際に、近代的な建築物とアートが共存しているスペイン第2の都市バルセロナはとても魅力のある街ですよね。バルセロナといえば、アントニ・ガウディのサクラダファミリアグエル公園カサ・ミラなども紹介いたしましたが、ピカソ美術館も忘れることはできません。

ピカソ美術館
ピカソ美術館にはいつも行列が絶えません。
2006年はピカソが熱い!」でも紹介いたしましたが、今年はピカソ生誕125周年。「ゲルニカ」がニューヨークからスペインに返還されてからも25周年目にあたりスペインではピカソが盛り上がっている年なんです!


芸術家ピカソの出発点バルセロナ

ピカソにとってバルセロナは16歳の時に家族で引っ越して来てから、パリへ行くまでの多感な年頃を過ごした大切な街です。この街で、斬新な芸術家たちと出会い、たくさんの刺激を受けて、後の活躍に向けての基礎をこのバルセロナで確立しました。いわばバルセロナは芸術家ピカソの出発点でもあったのです。

地下鉄4号線JaumeI駅から歩いて10分くらいのところに中世の雰囲気を残した建物が立ち並ぶゴシック地区の中にあるピカソ美術館。ゴシック様式の建物は、15世紀の貴族の館をバルセロナ市が改装して1963年にピカソ美術館としてオープンさせました。

この美術館がオープンした当時、スペインはフランコによる独裁政権の下にありました。独裁政権に反対の立場であったピカソは、祖国への帰国を諦めるしかありませんでした。この時期に、バルセロナでピカソ美術館がオープンできたのは、この地域に住む人々の特色でもある「カタルーニャ」を強く愛する気持ちがあったからこそ完成したのではないでしょうか。

次のページでは、実際の美術館の様子をご案内します。

関連用語: ゴシック様式 / 

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