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パリ編 ダヴィンチ・コードの舞台を巡る

2003年の発刊以来、各方面に論議を巻き起こしている、”ダ・ヴィンチ・コード”。今回はその舞台を訪ねて見ます。

執筆者:奈良澤 充

米国の若手小説家、ダン・ブラウンによって2003年3月に発刊され、以来、宗教 、政治、美術館、軍関系など多方面に物議をかもしている”ダ・ヴィンチ・コード” 。今回は、小説に登場する パリの舞台を訪ねてみることにしましょう。

 

ストーリーはルーブルの殺人事件から始まった!

多くの美術愛好家や観光客が訪れる、ルーブル美術館。
美術に興味がなくても、パリが初めての観光客が必ず訪れるのがルーブル美術館です。美術館は、世界で最も横に長い建造物で、リシュリュー、シュリー、ドゥノンの3つの翼が馬蹄形を模っています。

美術館全てを歩くと3マイル(4.8キロ!)にもなり、全ての展示物をくまなく鑑賞すると約2ヶ月かかると言われていますが、観光客が必ず訪れるのがドゥノン翼2階の13~18世紀イタリア絵画コーナーです。”モナリザ”や”聖母子と聖ヨハネ”などダ・ヴィンチやラファエロなどルネッサンスを代表する巨匠の作品が飾られています。

小説は、このドゥノン翼のカラヴァッジョの名画の前で起こる殺人事件から始まります。

Musee du Louvle

34-36 Quai du Louvre 75001 Paris
Tel: 1 40205151
Open: 9:00-18:00(火曜休館)

 

世界一の社交場、ホテル・リッツ

今も世界のトップ5に君臨するホテル・リッツ・パリ。
事件当夜、ハーバード大学教授の主人公が宿泊していたのが”ホテル・リッツ”です。

1898年、ホテル王”セザール・リッツ”によってヴァンドーム広場に開業されたホテルで、開業以来パリのみならず、世界の社交界の舞台としてその役割を果たしています。

1979年8月31日、ダイアナ妃がこのホテルから車で出発し事故で亡くなり、新たな形でこのホテルの名を歴史に残すことになりました。

Hotel Ritz Paris

15 place Vendome 75041 Paris
Tel: 1 43163030 Fax: 1 43163668

 

今やパリ一の観光名所、サン・シュルピス教会

”ダ・ヴィンチ・コード”によりパリ一の観光名所になった、サン・シュルピス教会。
小説では、修行僧がこのストーリーのまさにキーになっている、”キー・ストーン”を探しに訪れ、殺人を犯す場面でこの教会が登場します。そして、この小説が話題になってからは多くの観光客が押し寄せ、パリ一の観光名所になったそうです。

1776年、サンジェルマン・デ・プレ修道院が領内農民のために建立した教会で、世界最大のパイプオルガンが教会内にあります。また、教会内の花崗岩の床には真鍮の線が南北に埋め込まれています。この線は子午線で北は北極、南は南極をを指しており、グリニッジ天文台が「経度ゼロ」と認定される以前は、この教会の子午線が標準とされていたそうです。小説の中ではこの線を”ローズ・ライン”と紹介されていますが、サン・シュルピス教会はそのような呼び方は無い、と否定しています。

Eglise St-Sulpice

2 Rue Palatine 75006 Paris
Tel: 1 46332178
Open: 08:00-19:30

 

パリの老舗ホテルが”ダ・ヴィンチ・コード宿泊プラン”を実施中

カルゼール庭園やルーブルの目の前に立地する、ホテル・レジーナ。
ルーブル宮の北側で、ピラミッド広場の一画>という最高の立地の”ホテル・レジーナ”では、2005年12月31日まで”ダ・ヴィンチ・コード宿泊プラン”を実施しています。

ホテルレジーナのクラッシックタイプの宿泊および朝食、ルーブル美術館やサン・シュルピス教会の入場料、ツアーガイドをパッケージにしたプランを、475ユーロ(2名料金)で販売しています。

予約はこちらからどうぞ:

Hotel Regina

2 palace des Pyramides 75001 Paris
Tel: 1 42603110 Fax: 1 40159516

 

 

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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