ドライブ/ドライブ関連情報

箱根で桜のトンネルをドライブ!

街中でのんびりお花見を楽しむのもいいけれど、クルマでなら花吹雪の中を駆け抜けるのが最高。桜に包まれたドライブを満喫できる箱根方面へいざ出発!

執筆者:上田 泰久

桜並木に包まれて標高差1000mを駆け上がる

御所ノ入駐車場上

広い道幅いっぱいに覆い被さって咲くターンパイクの桜。奥に見えるのが御所ノ入駐車場だ

花ござ広げて、桜の下で飲んで騷ぐばかりがお花見じゃない。春景色を満喫したいなら、週末はクルマでちょっと遠出してみよう。東京で桜が満開だと、伊豆箱根方面はもう散ってしまっているように思いがちだけど、実はそうでもなくて、桜前線が訪れるのはほとんど同時なのだ。

今回紹介するのは、小田原から箱根ターンパイクを登り、椿ラインで湯河原に下って真鶴の旧道沿いに戻ってくるコース。首都圏からなら午後から出たって十分楽しめる。
まずは東名高速を厚木ICで降り、小田原厚木道路へ。車窓からは山肌にぽつぽつと山桜が満開になっているのも見えるだろう。小田原厚木道路の終点、小田原西ICまで行ったら、箱根ターンパイクへ。小田原西IC手前の渋滞が伸びている場合には、ずっと手前の大磯ICで降り、西湘バイパス経由で向かってもいいだろう。

箱根ターンパイクは、海沿いから箱根の外輪山へ一気に登っていく全長14kmの自動車専用道路。料金所を過ぎればひたすら急な登り坂が続き、一気に小田原の街並みがはるか下へ遠ざかっていく。もう左右には満開の桜が続いているだろう。最初の大きな橋、御所の入橋を渡った左が御所ノ入駐車場。箱根ターンパイクはよく新車の試乗会やインプレッションコースとして使われていて、この駐車場は撮影スポットの定番。自動車雑誌の仕事もやっている僕は何度ここに来たか分からない。売店などはないけれど、桜を間近に見て休憩するなら絶対のオススメだ。標高はすでに400mくらいあるから、桜の盛りは都心よりも遅いくらいだ。
登坂車線

小田原から大観山まではほとんど登りっぱなし。ゆっくり楽しむなら登坂車線を。また、下りで走るならエンジンブレーキを使用。フットブレーキを踏みっぱなしにしているとパッドが過熱して危険だ


御所ノ入駐車場から上が桜並木のハイライト。どんどん標高が上がっていくから、4月上旬ならどこかで満開の桜に出逢えるし、散り始めた花吹雪の中を走るのも快感。なんたって自動車専用道路だから、歩行者を気にせずドライブでの花見を満喫できる。標高800mを越えた見晴台駐車場からは、長く続く相模湾の海岸線、白銀駐車場からは初島や伊豆大島が浮かぶ海の展望も楽しめるだろう。このあたりになると桜並木はなくなるけれど、4月下旬には富士周辺にしか見られない自生種、フジザクラの花が周囲の山に見つかるはずだ。
登り切った大観山は、富士山の絶景スポット。眼下には芦ノ湖も見下ろせる。ドライブインで景色を楽しみながら休憩するのもいいだろう。

■箱根ターンパイク
オフィシャルサイト。ターンパイクのビュースポットや、入口までの抜け道情報、周辺観光情報などもある。
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