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オモシロ・シミュレーターで珍体験!

消防ヘリのパイロットに、戦車での射撃、そんな日常では"ありえない"体験をシミュレーターで仮想体験しみませんか? 博物館や体験型学習施設のシミュレーターで、あなたの知らない世界を体験してこよう!

執筆者:安達 孝之

航空レスキューを仮想体験してみませんか?

シミュレーター外観
ヘリは本物、ユーロコプター社製の「ドーファンSA365N1型」を使用している
世の中にはさまざまなシミュレーターがあるもの。京都市市民防災センターは京都市消防局航空隊の業務を疑似体験できる導入した。これはゲームメーカーのセガが開発した消防ヘリコプターのフライトシミュレーター。

本体は本物のヘリコプターをベースに、操縦席にスクリーンを設け、このスクリーンに操縦桿などの操作を反映した映像を映す。ゲーム感覚で京都市消防局航空隊の業務を実感できるフライトシミュレーターだ。

このフライトシミュレーターは京都市市民防災センターの3階、「防災バーチャルコーナー」にて3月18日より一般公開され、以降常設されている。利用料金は無料で、所要時間は1回約5分。操縦は操縦席のみとなるが、後部座席には8名が搭乗できる。


ゲーム感覚で楽しめるフライトシミュレーター

シミュレーター内部
機体の前面には120 インチ外光吸収スクリーンを設置し、コックピットには19インチのタッチパネル・サブ画面が設置される
さて、気になるのはこのシミュレーターの内容。スクリーンに映る映像は、航空写真と国土地理院の標高データを利用して再現したリアルなもの。京都の街並みや山並み、神社などの建物は3D映像で再現。ヘリの挙動なども実務者からの指導を受けて、かなりリアルに仕上がっている。

「被害状況調査ミッション」、「救急搬送ミッション」、「救助活動ミッション」、「消火活動ミッション」の4つのミッションに加えて、京都市内を自由に回遊するフリーフライトの計5種類を用意。難易度も3段階のなかから選択でき、より早く、より正確に消火できる程高得点となるなど、ゲーム的な演出も用意されている。

世にフライトシミュレーターは数多くあれど、歴史ある建造物のある京都を舞台にした航空レスキュー・シミュレーターはここだけ。地元の方や、近くに立ち寄った方は是非一度体験して、楽しみながら防災意識を高めてみませんか?


日常体験できないことをシミュレーターで仮想体験

こうした一風変わったシミュレーターや体験施設は、実は日本各地に設置されている。ここではそんな施設のなかから厳選して、お勧めのシミュレーターや体験施設を紹介!

・札幌ウインタースポーツミュージアム
 冬季オリンピック札幌大会の感動を今に伝える博物館。ウィンタースポーツに関する歴史的資料の展示に各種目や選手の情報などを提供。機器を使ったスピードスケートやクロスカントリーなどの疑似体験設備を設ける。スキージャンプは、装着したゴーグルに仮想空間が広がり、実際にとった姿勢で滑空距離を測定できるシミュレーターを用意している。

住所:札幌市中央区宮の森1274番地(大倉山ジャンプ競技場内)
電話:011-631-2000
営業時間:(発券は閉館30分前まで)
 4月1日~4月30日 9:30~17:00
 5月1日~10月31日 9:00~18:00
 11月1日~3月31日 9:30~17:00
休館日 :年中無休
入場料:大人 600円 /団体(15人以上) 540円/中学生以下 無料
HP:http://www.sapporowintersportsmuseum.com/

・積水ハウス「住まいの夢工場」
 積水ハウスが全国に6ヶ所に設置した、完全予約制の体験施設。住宅展示場だけではわかりにくい住まいに関するさまざまな技術が体験できる。住まいの技術ということで、楽しさとは無縁のように感じるが、震度7の地震を震度4程度の揺れとして体感できる免震住宅や、壁向こうから840度の炎にさらされても大丈夫な外壁耐火実験など、大がかりな各設備が楽しく、わかりやすく各技術を実証している。

住所:東北や関東、静岡、北信越、滋賀、山口などの各地で運営
(※詳細な住所や予約方法などについては下記HPにて)
HP:http://www.sekisuihouse.co.jp/yume2/

・なにわの海の時空館
 菱垣廻船などを展示する海洋博物館。60メートルの海中道をくぐって入るガラスのドーム型建物が一際目を引く。大航海時代に用いられた航海器具「ノクターナル」を使って実際に計測できる体験学習も用意されている。ヨットシミュレーターは、帆の部分以外は本物のヨットとほぼ同じで、ヨット操作を仮想体験できる。初級・中級・上級の3つのコースが用意され、仮想映像だけでなく波の音や風まで感じることができる。所要時間約3分。

住所:大阪府大阪市住之江区南港北2
電話:06-4703-2900
営業時間:10:00~17:00(時期により変更あり)
休館日 :月曜日(祝日の場合翌日)
入場料:大人(高校生以上) 600円/団体(有料入場者20名以上) 540円
ヨットシミュレーター料金:300円
定員:1名(10歳以上、100キロ以下)
HP:http://www.jikukan.or.jp/

・陸上自衛隊広報センター
 その名の通り、陸上自衛隊の歴史や活動を紹介する施設。入館無料で、予約などの手続きは不要で自由に入館できる。最新の戦車や戦闘ヘリなどを展示するコーナーに加えて、戦車や戦闘ヘリでの射撃を擬似体験を体感できる施設を設けている。この射撃シミュレーターは対戦も可能。また、迷彩服や装備を試着できるコーナーなどもあり、ヘリコプター体験搭乗や見学ツアー、野外炊事具による体験喫食などのイベントも開催されている。

住所:東京都練馬区大泉学園町
開館時間:10:00~17:00
休館日 :月曜日、第4火曜日(祝日の場合翌日)、年末年始(12月28日~1月4日)
入場料:無料
HP:http://www.eae.jgsdf.go.jp/prcenter/index.html


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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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