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ANA国内線に「プレミアムクラス」誕生へ

ANA国内線の上級クラス「スーパーシートプレミアム」が、来年(2008年)4月に「プレミアムクラス」に生まれ変わり、シートや機内食の充実、ラウンジの利用などのサービスが開始されます。

執筆者:鳥海 高太朗

お披露目会
「プレミアムクラス」のお披露目会が10月24日(水)に東京・汐留のANA本社で行われました。
ANA国内線の上級クラス「スーパーシートプレミアム」が来年(2008年)4月1日(火)より、シートを中心に大きくリニューアルされることが発表されました。名称も新しく「プレミアムクラス」と命名。2007年10月24日(水)に東京・汐留のANA本社で「プレミアムクラス」のお披露目会が行われました。

そこで今回の記事では、2007年4月からサービス開始の「プレミアムクラス」のシート・サービス・運賃の違いなどについて取り上げます。


シートピッチが50インチに拡大、横幅も広くなる

シートピッチ
シートピッチ(シートの前後間隔)が50インチ(約127センチ)に拡大。足下が広くなります。
「プレミアムクラス」の最大の特徴は新シート。新シートでは、シートピッチを現在の38インチ(約97センチ)から50インチ(約127センチ)へ約30%拡大、座席の幅も約5センチ(現在より10%幅広に)広くなることから、これまでに以上にゆったりとしたシート・空間で快適な移動が約束されます。

ガイドもお披露目会で新シートに座らせていただきましたが、クッションの感触が非常によく、特にリクライニングをした状態での快適性は現在の「スーパーシートプレミアム」と比べても相当のグレードアップを感じました。

特に今回、ボーイング767-300型機については、座席配列を現在の2-2-2の横6席より2-1-2の横5席に変更することで(12席→10席になります)、これまで以上にゆったりとした空間になります。なおボーイング747-400型機、ボーイング777-200、777-300型機については座席のリニューアル後も同じ座席配列・座席数の設定となります。


小型機にも導入。2008年度末には対象機の約9割に新シートを設置へ

リクライニング
リクライニングをした状態。現在の「スーパーシートプレミアム」に比べてリクライニングの角度が深くなっています。
現在「スーパーシートプレミアム」を設置しているのは、ボーイング747-400型機、ボーイング777-200、777-300型機、ボーイング767-300型機の各機種ですが、新たにボーイング737-700型機、ボーイング737-800型機(2008年5月から導入予定)にも「プレミアムクラス」が8席(2-2の座席配列で2列分)設定されます。

なお「プレミアムクラス」の新シートは、2008年4月の導入当初は10機に新シートが搭載される予定で、2008年度末には「プレミアムクラス」搭載対象となる飛行機の約9割に新シートが設置される計画です。当分の間は、現在の「スーパーシートプレミアム」のシートと「プレミアムクラス」のシートが混在します(シート以外は「プレミアムクラス」のサービスとなり、来年(2008年)4月以降はシートの種類に関わらず名称は全て「プレミアムクラス」と呼ぶことになります)。


次のページでは、機内食や機内・空港での各種新サービスについて紹介します。
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