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JAL国内線ファーストは8000円の追加料金に

2007年12月登場のJAL国内線「ファーストクラス」のサービスの詳細が発表。気になる運賃は、普通席の運賃プラス8,000円。充実の機内食、ラウンジの利用もできる新クラスに迫ります。あの森伊蔵も機内で飲めます。

執筆者:鳥海 高太朗

国内線ファーストクラス
2007年12月1日から羽田=伊丹線に導入される国内線「ファーストクラス」。普通席に8,000円の追加で利用できます。
JALが今年(2007年)1月に国内線「ファーストクラス」の導入を表明してから約7ヶ月、8月28日(火)に東京・台場のホテル日航東京で行われた記者発表会で国内線「ファーストクラス」シートと機内食のお披露目が行われました。

サービス開始は、当初の発表通りに2007年12月1日(予約受付開始は10月1日)。当分の間は羽田=伊丹線の約半数の便(1日15往復便中7往復に設定)に国内線「ファーストクラス」が搭載されたボーイング777-200型機が就航します。

記者発表会では国内線「ファーストクラス」の運賃も発表され、普通席プラス8,000円に決まりました。そこで運賃を中心に、国内線「ファーストクラス」のサービスにも迫ります。


普通席に8,000円の追加料金で搭乗できる

西松遥社長
記者発表会で挨拶するJAL西松遙社長。今回の国内線「ファーストクラス」は、7月にオープンした成田空港のラウンジと共に「プレミアム戦略」の1つとして位置づけられています。
2007年12月から羽田=伊丹線に導入されるJAL国内線「ファーストクラス」は、ANA「スーパーシートプレミアム運賃」のような専用運賃の形態ではなく、普通席の運賃に追加料金8,000円を加える形で事前予約が可能になります。これは普通席の運賃に追加料金1,000円で利用できる「クラスJ」と同じ運賃形態となります。

ビジネスマンが多く利用する「シャトル往復運賃」を使う場合、片道あたり14,900円の運賃に追加料金8,000円を加えた22,900円となります。

8,000円という追加料金は、2007年1月の国内線「ファーストクラス」導入を表明した記者発表会の際には、普通席の運賃プラス1万円を予定しているとのことでしたが、JALマイレージバンクの上級会員向けに行ったアンケートにおいて1万円は高いという意見が多かったことから8,000円になったとのことです。1月の記者発表会の様子は、過去記事『JAL国内線「ファーストクラス」お披露目』(2007年1月18日掲載)よりご覧いただけます。


「バーゲンフェア」や「先得割引」は当日空席があれば追加料金で利用可能

朝食
午前9時までの出発便で提供される朝食。月替わりで「洋食」「和食」が提供されます(写真は和食の朝食メニュー)。
8,000円の追加料金で利用できる国内線「ファーストクラス」は、事前予約できる運賃と当日空港で空席があれば利用できる運賃があります。

事前予約できる運賃は、大人普通運賃、往復割引、小児普通運賃、身体障がい者割引、各種回数券(4回回数券など)、シャトル割引運賃、特便割引1、特便割引7、株主優待割引です。

「クラスJ」と異なるのが、28日前購入でいつでもお得に利用できる「先得割引」と定められた期間に設定されるバーゲン型運賃「バーゲンフェア」の両運賃。両運賃共に「クラスJ」は1,000円の追加料金で事前予約が可能ですが、国内線「ファーストクラス」を利用する場合の事前予約は不可となり、当日出発空港にて空席がある場合に限り、8,000円の追加料金で利用できます。

またマイレージの特典航空券、ツアーなどで使われる個人包括割引運賃や団体料金などについても当日空港で空席があれば、航空券の種類に関係なく8,000円の追加料金で国内線「ファーストクラス」に搭乗できます。

JALマイレージバンク積算対象運賃で国内線「ファーストクラス」を利用すれば、通常のマイルに加え、区間マイルの50%のボーナスマイルが積算されます(「クラスJ」は10%のボーナスマイル)。


次のページでは、国内線「ファーストクラス」のシートとラウンジサービス紹介します。
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