韓国語/検定試験・スピーチ大会

実務韓国語能力試験(B-TOPIK)とは?(3ページ目)

9月13日実施の第16回韓国語能力試験から「B-TOPIK」の受検が可能となりました。「日常生活及び韓国企業への就職に必要な……」という説明がありますが、いったいどんな試験なのでしょう。早速見てみましょう!

幡野 泉

執筆者:幡野 泉

韓国語ガイド

「B-TOPIK」で就職を有利に運ぶには

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「B-TOPIK」で就職を有利に運ぶことができるかも!?
これまでの情報をまとめると、認知度の高い検定試験の級を取得したい、韓国(関連)企業への就職を有利に運びたい、上級レベルを証明したい、という方は引き続き「S-TOPIK」の準備をされるのが良いでしょう。

しかし、「ものは言いよう」なので、中級レベルくらいの方が就職を有利に運ぶために「B-TOPIK」を受検し、こんな風にアピールできるかもしれません。→「B-TOPIKという、韓国に於いて一般業務が可能な韓国語能力を証明する試験があるのですが、自分はその試験の最高水準である350点(400点満点)を取得しています。よって、韓国語を使用しての業務遂行には何の問題もありません。御社で必要となる専門分野の韓国語は、これから努力して取得していきたいと考えております」。いかがでしょう、少し無理がありますか(笑)?

ここで強調したいのは、「最高水準をマークした」という部分ですね。韓国企業によっては「S-TOPIK」の中級(3,4級)は、業務遂行には少し足りないのでは、という認識のところもあるかもしれませんので。もちろん、「最高水準でも「S-TOPIK」の中級レベルでしょう?」というツッコミは覚悟の上で、アピールするのです。そのツッコミに対する答えも用意しておきましょう(笑)。

また、ここ数年韓国ドラマや映画などが多く入ってきたり、韓国人との交流が活発になってきたりする中で、「話すこと」「聞くこと」はできるけれど、「書くこと」がとても苦手、という方が増えてきているようです。それが、作文問題のある「S-TOPIK」を受検する上でのハンディになっている、という方もいらっしゃるのでは。

そんな、「書くこと」はできないけれどコミュニケーションに於いてはまったく問題ない、という方が、その能力を活かして韓国(関連)企業に就職したい、というようなとき、「B-TOPIK」は‘もってこい’かもしれませんね。「書くこと」はとても重要で是非取り組んでいただきたいですが、一方で、「書けない」ことで何らかの可能性が消えてしまうのはもったいないことです。


今回は、「B-TOPIK」についてご紹介させていただきましたが、いかがでしたか? 引き続き「S-TOPIK」の準備をされる方、「B-TOPIK」を受けてみようと思われた方、これからもコツコツと韓国語の学習を頑張りましょうね。

【関連リンク】
「韓国語能力試験(TOPIK)は、こんな試験」(All About 韓国語)
「韓国語の検定試験4つ、一挙ご紹介!」(All About 韓国語)
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