フランス語/フランス語アーカイブ

春は「復活祭」がいとをかし(3ページ目)

フランスでは、春といえば復活祭(パーク)。そのいわれは?どんな風に過ごすの?しっかりフランス語もお勉強しつつ、復活祭の物知り博士になりましょう。

越智 三起子

執筆者:越智 三起子

フランス語ガイド

Pâquesおもしろ語録

vent
今年のPâques、風はどんな感じ?
それでは、最後にPâquesにまつわるいくつかの言い回しを覚えていただくことにしましょう。

フランスでは、普通、Pâques の日には、伝統的にagneau(アニョー/子羊)を食べるという習慣があります。ご興味のある方は、こちらのページにあるフランス語レシピで腕をふるってみてはいかがでしょうか?ということで、まずは、Agneau de Dieu(アニョ− ドゥ ディュー)という表現から。Dieu(ディュー)とはフランス語で、神様のことですから、Agneau de Dieuとは「神の子羊」=Jésus-Christ (ジェジュクリ/イエス・キリスト)の意味になります。

では、次にことわざを2つ。

「Si le vent souffle la veille de Pâques, il soufflera pendant 6 semaines.」
「復活祭の前日に風が吹けば、その風は6週間吹き続けるだろう。」

Si(スィ)というのは、英語のifにあたるフランス語で、「もし~なら」という仮定をあらわします。souffle(スフル)は、(風が)吹くという意味の動詞souffler(スフレ)が現在形で活用したもの。後にでてくるsoufflera(スフルラ)はその未来形です。また、vent(ヴァン)は「風」、pendant(パンダン)は、「~の間」という意味。

「Noël au balcon, Pâques au tison.」
「クリスマスはベランダで、復活祭は暖炉脇で。」

この有名なことわざは、クリスマスがbalcon(バルコン/ベランダ)で過ごせるような陽気であれば、Pâquesの時期は、tison(ティゾン/薪)の近くで過ごすくらい寒いという意味です。さて、今年のPâquesはいかがでしょうか?

いろいろな意味で、Noëlとの共通点を多くもつPâques。「復活祭おめでとう!」という言い回しも、Joyeux Noël(ジュワイユー ノエル/メリークリスマス)とほぼ一緒です。ただし、Pâquesは、女性名詞、かつ複数形ですので、形容詞「うれしい」という意味のjoyeuxは、女性複数形のJoyeusesに変えてくださいね。

では、Joyeuses Pâques!(ジュワイユーズ パーク!)

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