初心者サーフィン　身を守るワイプアウト

ワイプアウトとは？

サーフボードと一緒に波に巻かれ、ボードが体に当ってケガをすることは初心者のみならず、誰にでもあること。サーフボードには、危険なフィン・ノーズ・テールなど、尖った部分があります。もし波に巻かれているときに、それらの部分が頭や顔などに勢いよく当たったら……、大怪我をします。

怪我をしないようにするには、なるべくサーフボードから離れてワイプアウトすること。これができれば自分の体を守ることができます。とても簡単なので、ぜひ実践してみてください。

ワイプアウトを実践してみる

上手なワイプアウトは自分の身を守るための必須テクニック

今回は、乗っていた波がすべてブレイクしてしまいスープになり、自らライディングをやめる場合のワイプアウト。ちょっと大袈裟ですが、このくらいで練習してみましょう。

ボードを自分から離す感じで蹴りだす

まず周囲に人がいないか確認してください。人がいなかったらサーフボードのテール側へ体重を乗せ、サーフボードを前（進行方向）へ蹴るようにし、自分の体からサーフボードが離れるようにします。思いっきり蹴ってもリーシュがついているので、そこまで思いっきり蹴らなくてもOK。

リラックスして水の中へ。回数を重ねれば、落ち着いて着水できるようになります

サーフボードを上手に前に蹴り出すことができたら、自分も波の中へと潜ってしまいましょう。

上手にボードから離れることができれば、怪我を心配する必要はなし

右写真でもわかるように、サーフボードが完全に自分から離れていますね。これなら自分のボードで怪我する心配はありません。

上手なワイプアウトの完成！　回数を重ねればコツがつかめます

ここまでできればもう安心。波をやり過ごしてから、体が浮いてくるのを気楽に待ちましょう。

「ワイプアウトなんて、ただ転べばいいんじゃない？」と考えている人もたくさんいるかも知れません。想像以上にサーフボードと一緒に波に巻かれ、大怪我することがあります。波のサイズが大きければ大きいほど大怪我につながる可能性も。少しでも危険から我が身を守るため、上手なワイプアウトは様々な海のコンディションで必要になってきます。

ただ、オフショア（岸から海に向かって吹く風）が強い日は、ボードを前に蹴っても風に戻されて自分に舞い戻ってくる可能性があるので、注意してください。サーフボードは軽く、少しの風でもかなり抵抗を受けるので、その知識も覚えておくとよいですね。

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