掲載日: 2006年 08月 30日
スノーボード、3つの形状と特性
文章:日色 裕二(All About「スノーボード」旧ガイド)
![]() |
| 一見同じように見えるスノーボードですが、実は3種類の「形」があります |
それではまずは、ボードの形の違いから把握していきましょう。
スノーボードの3つの形状
ボードの形状の違いを知るポイントは、「ボードに乗る位置」と「ノーズとテールの形」の2つです。簡単に言ってしまうと、ボードの「ど真ん中」に乗るのか、「テール寄り」に乗るのか、またノーズとテールの形が「同じ」なのか、「違う」のかです。実際にボードを見るとわかりやすいのでショップに行った時はそれぞれを見比べてみましょう。![]() |
| ちょっとわかりずらいですが、真ん中に乗りノーズとテールが同じ形をしています |
バインディングを取り付けるバインディングホールが、ボードのセンターに設定されていて、ボードの「ど真ん中(セットバック<=ボードの中心ではなく、少しテールよりに乗るようにセットすること>0cm)」に乗れるボード。テールとノーズはまったく「同じ形」をしている。
![]() |
| スタンスがボードのテールに寄りノーズが長くテールと形が違います |
バインディングを取り付けるバインディングホールが、ボードのセンターではなく、始めから「テール寄り」に設定されているボード。テール側にズレている幅をセットバック○○cmと表す。またその結果、ノーズがテールよりも長くなり、その形も「異なる」。
■ディレクショナルツイン
その名前の通り、ツインチップとディレクショナルシェイプを合わせたボード。バインディングホールはボードのセンターではなくややテールよりに設定されているが、ノーズとテールの形は「ほぼ同じ形」をしている(ディレクショナルに比べるとセットバックの幅は小さい)。
テール寄りにセットバックをする理由
![]() |
| ディレクショナルのノーズはツインに比べると細長い形をしている |
セットバックをする理由は、ズバリ、「雪が柔らかいから」です。
流動する水の上を滑るサーフィンやウェイクボードを思い浮かべるとわかりやすいのですが、ライディングをする時はどちらもテール側に立ち、ノーズを上げながら進みますよね。その理由は簡単でノーズが下がるとつまずくように転んでしまうからです。柔らかな雪の上を滑るスノーボードもそれとまったく同じで、ボードのど真ん中に乗りテールとノーズが均等に沈んでしまうよりも、若干でもボードのテール側に乗り、はじめからノーズが少し上がっている状態の方が断然滑りやすいのです。
![]() |
| バインディングホールにスタンス幅と一緒にセットバックの幅が記されているモノもあります |
スノーボードの技術や知識が少ないビギナーは、まずはディレクショナルボードから始めるのが良いでしょう。というより各メーカーのビギナーモデルはすべてと言っていいほど、ディレクショナルになっています。また上記の理由から新雪の積もった柔らかなパウダーを滑ったり、フリーライディングが好きな人もディレクショナルボードを選びます。雪が深ければ深いほど、セットバックが入っていると滑るのが楽になりますからね。








