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【きまぐれ格闘ガイド:無敵が俺をよんでるぜ(仮)】Vol.10
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■All About Japan ガイド メールマガジン【K-1・PRIDE・格闘技】■
【きまぐれ格闘ガイド:無敵が俺をよんでるぜ(仮)】
Vol.11 <#to
day_y#>.1.1
〜その道のプロがあなたをガイド・All About Japan〜
http://allabout.co.jp/
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■■■本日のお品書き■■■
┏【年末年始特別企画;2002年団体別格闘技総まくり】━━━━━┓
┗━━━Vol.7 K-1(1)「蹂躙されたJAPANと完結しなかった魔裟斗の想い」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆「生き急いだ」石井館長とK-1の一年間
今年のK-1を表するとしたら、まさに「疾風怒涛」ということばがふさわしいのでは
ないだろうか。J-MAXを始め、石井館長のプロデュース興行とはいえDynamaite !で
の10万人興行成功、そして格闘技の価値観自体を破壊する規格外のボブ・サップを
デビューさせK-1自体を自己解体するような流れを演出してみせた。最後には世間一
般にまで知られる“野獣ボブ・サップ”というスターを作り出して、東京ドームの
格闘技興行の記録となる7万人の動員を果たした。この石井館長の攻めダルマ的な企
画ラッシュの影には、検察の脱税容疑の重圧があったことは、今だから言える事実
だろう。格闘技的世界観の破壊すら厭わない、その狂い咲き的エネルギーとその心
理の源泉について、僕には少し思い当たる事がある。
一年半前のK-1JAPAN大会の前後に僕が見た光景にそのヒントがあるのだが、それに
ついてはこれからクローズアップ記事でじっくり取り上げることにして、まずは一
年のリングの上でのK-1についてを振り返る事にしよう。
[W-MAX]
◆魔裟斗ブームの勃発とWORLD-MAXの急激な発展
K-1本体の新機軸といえば何をおいても魔裟斗を中心とするJ-MAX改めWORLD-MA
X、すなわち中量級世界トーナメントの開催だろう。後楽園に始まったこの大会は、
魔裟斗のスター性もあって大好評を博し、その注目度を現すように会場規模も代々
木第二、武道館と会場規模を膨れ上がらせていった。
代々木の日本人選手代表決定戦には、魔裟斗、小比類巻の他、新田、後藤、村濱と
クラスを代表するに足る選手が顔を揃えた(この祭典に背を向けて我が道を歩んだ
新日本キックの武田の存在も忘れてはならないだろうが)。加えて、ここに総合格
闘技から越境者ながら、必殺のバックブローを武器に小比類巻と好勝負を繰り広げ
た須藤元気の異色さも目を引いた。
大本命魔裟斗と館長推薦を受けた宿命のライバル小比類巻は、武道館へと歩を進め
ることになった。小比類巻はガオランのムエタイ的首相撲世界に散り、魔裟斗もま
たクラウスのパンチ技術に痛恨のダウンを喫しての判定負け。決勝に日本人の居な
い光景これまで散々K-1でも見られたものだけに、決して意外ではないはずだったが
、「魔裟斗のための大会」と言いたくなるようなお膳立てが根本から崩れた光景は
やはり異様だった。まさに世界にはまだ見ぬ強豪がいることを、超満員の武道館に
印象づけた。
◆リベンジ失敗で、先の見えない来年
リベンジを期した有明でのワンマッチでも、クラウスは魔裟斗を幻惑。僅差の判定
とはいうものの、魔裟斗ブームは不完全燃焼で越年を余儀なくされた。小比類巻も
圧倒的なゲーム運びを見せながら、逆転KOの憂き目を見たこの大会で、2002年シ
ーズンは終了。今後の青写真がまったく見えなくなったK-1の状況を置いても、W
-MAXというコンテンツ自体方向性がついていない状況だ。場所はできたがテーマ
が見えない彼らにどうなるのか、想像もつかないというのが正直なところだ。
━<2003年 W-MAX 全5戦の記録>━━━━━━━━━━━━━━━━━
[W-MAX] 2.11代々木第二:魔裟斗が激戦を制覇
http://www.boutreview.com/news/data/striking/1013441320.html
[W-MAX] 5.11 武道館 :魔裟斗&コヒに波乱。本命タイ人までも?
http://www.boutreview.com/news/data/striking/1021124146.html
[W-MAX] 10.11有明:魔裟斗、クラウスとドロー。須藤&村浜も好勝負
http://www.boutreview.com/data/reports/021011k1wmax.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[JAPAN]
◆武蔵、中迫の成長に見えた一筋の光明
2001年の末を「猪木祭り」のK-1vs猪木軍という大ヒット企画で折り返し、そのま
まの勢いで静岡に乗り込んだK-1 JAPAN。K-1王者ハント、プロレスハンターミル
コの二大スターを揃えて、全く地方興行でも手を緩めない全力ラインナップで詰め
掛けた観衆のド肝をぬいた。このとき中迫はハントから生涯初というダウンを奪い、
復権への第一歩を記した。
一方、昨年のJAPAN GPの覇権をニコラス・ペタスに奪われた武蔵は、失意からの
復帰戦を極真主体の興行「一撃」で迎えた。ホームグラウンドを離れての復帰戦は、
近年石井館長の主張し続けている“他流試合”の範疇に入る物だったようだ。そし
て四月の広島は、K-1にリターンして“外敵”セーム・シュルトを相手に据えた変形
他流試合となった。長身のシュルトの懐に入って一歩も引かない戦いは、精神的な
成長を伺わせて武蔵の評価をふたたび高く引き上げた。
◆JAPANの存在意義自体をサップに潰された後半
しかし、仇敵と付け狙うペタスは続く富山でスネを損傷し、GP戦線から途中撤退を
余儀なくされてしまう。そのうえ、この大会ではK-1初登場となるボブ・サップが
中迫と対戦。圧倒的なパワーでコーナーに押し込むと、中迫を押しつぶし、頭を抱
え込んで崩れた中迫の後頭部に、構わずパンチの嵐を降らせた。反則暴走とはいえ
インパクト満点の攻撃に、富山の話題は完全にサップに奪われた。
かくて目標を見失った形の武蔵、おもちゃにされた中迫。だが、大阪城ホールでは
この二人が泥臭いまでの熱闘でトーナメントを勝ち抜き、同門対決の熱闘を繰り広
げ、あくまでJAPANの存在意義を守ったことは特筆に値するだろう。ただし、この
リングでも、サップが石井館長のレフェリングでも止まらぬ暴走を見せ、すっかり
会場をジャックしてしまった…(この項次号に続く)
━<2003年 K-1JAPAN 全5戦の記録>━━━━━━━━━━━━━━━━━
[JAPAN] 1.27 静岡:夜明けは見えたか? 中迫どん底からの一撃で、世界王者
からダウンを奪う
http://www.boutreview.com/news/data/striking/1012143885.html
[JAPAN] 4.21 広島 :武蔵、大巨人シュルト相手に奮闘
http://www.boutreview.com/news/data/striking/1019432531.html
[JAPAN] 6.2 富山 :サップ・暴走、セフォー・秒殺、ペタス・悶絶
http://www.boutreview.com/news/data/striking/1023020433.html
[JAPAN] 9.23 大阪:武蔵×中迫の同門決勝、白熱の正面激突は再々延長へ
http://www.boutreview.com/data/reports/020922k1japan.html
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編集担当:「K-1・PRIDE・格闘技」ガイド 井田英登
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◆「生き急いだ」石井館長とK-1の一年間
今年のK-1を表するとしたら、まさに「疾風怒涛」ということばがふさわしいのでは
ないだろうか。J-MAXを始め、石井館長のプロデュース興行とはいえDynamaite !で
の10万人興行成功、そして格闘技の価値観自体を破壊する規格外のボブ・サップを
デビューさせK-1自体を自己解体するような流れを演出してみせた。最後には世間一
般にまで知られる“野獣ボブ・サップ”というスターを作り出して、東京ドームの
格闘技興行の記録となる7万人の動員を果たした。この石井館長の攻めダルマ的な企
画ラッシュの影には、検察の脱税容疑の重圧があったことは、今だから言える事実
だろう。格闘技的世界観の破壊すら厭わない、その狂い咲き的エネルギーとその心
理の源泉について、僕には少し思い当たる事がある。
一年半前のK-1JAPAN大会の前後に僕が見た光景にそのヒントがあるのだが、それに
ついてはこれからクローズアップ記事でじっくり取り上げることにして、まずは一
年のリングの上でのK-1についてを振り返る事にしよう。
[W-MAX]
◆魔裟斗ブームの勃発とWORLD-MAXの急激な発展
K-1本体の新機軸といえば何をおいても魔裟斗を中心とするJ-MAX改めWORLD-MA
X、すなわち中量級世界トーナメントの開催だろう。後楽園に始まったこの大会は、
魔裟斗のスター性もあって大好評を博し、その注目度を現すように会場規模も代々
木第二、武道館と会場規模を膨れ上がらせていった。
代々木の日本人選手代表決定戦には、魔裟斗、小比類巻の他、新田、後藤、村濱と
クラスを代表するに足る選手が顔を揃えた(この祭典に背を向けて我が道を歩んだ
新日本キックの武田の存在も忘れてはならないだろうが)。加えて、ここに総合格
闘技から越境者ながら、必殺のバックブローを武器に小比類巻と好勝負を繰り広げ
た須藤元気の異色さも目を引いた。
大本命魔裟斗と館長推薦を受けた宿命のライバル小比類巻は、武道館へと歩を進め
ることになった。小比類巻はガオランのムエタイ的首相撲世界に散り、魔裟斗もま
たクラウスのパンチ技術に痛恨のダウンを喫しての判定負け。決勝に日本人の居な
い光景これまで散々K-1でも見られたものだけに、決して意外ではないはずだったが
、「魔裟斗のための大会」と言いたくなるようなお膳立てが根本から崩れた光景は
やはり異様だった。まさに世界にはまだ見ぬ強豪がいることを、超満員の武道館に
印象づけた。
◆リベンジ失敗で、先の見えない来年
リベンジを期した有明でのワンマッチでも、クラウスは魔裟斗を幻惑。僅差の判定
とはいうものの、魔裟斗ブームは不完全燃焼で越年を余儀なくされた。小比類巻も
圧倒的なゲーム運びを見せながら、逆転KOの憂き目を見たこの大会で、2002年シ
ーズンは終了。今後の青写真がまったく見えなくなったK-1の状況を置いても、W
-MAXというコンテンツ自体方向性がついていない状況だ。場所はできたがテーマ
が見えない彼らにどうなるのか、想像もつかないというのが正直なところだ。
━<2003年 W-MAX 全5戦の記録>━━━━━━━━━━━━━━━━━
[W-MAX] 2.11代々木第二:魔裟斗が激戦を制覇
http://www.boutreview.com/news/data/striking/1013441320.html
[W-MAX] 5.11 武道館 :魔裟斗&コヒに波乱。本命タイ人までも?
http://www.boutreview.com/news/data/striking/1021124146.html
[W-MAX] 10.11有明:魔裟斗、クラウスとドロー。須藤&村浜も好勝負
http://www.boutreview.com/data/reports/021011k1wmax.html
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[JAPAN]
◆武蔵、中迫の成長に見えた一筋の光明
2001年の末を「猪木祭り」のK-1vs猪木軍という大ヒット企画で折り返し、そのま
まの勢いで静岡に乗り込んだK-1 JAPAN。K-1王者ハント、プロレスハンターミル
コの二大スターを揃えて、全く地方興行でも手を緩めない全力ラインナップで詰め
掛けた観衆のド肝をぬいた。このとき中迫はハントから生涯初というダウンを奪い、
復権への第一歩を記した。
一方、昨年のJAPAN GPの覇権をニコラス・ペタスに奪われた武蔵は、失意からの
復帰戦を極真主体の興行「一撃」で迎えた。ホームグラウンドを離れての復帰戦は、
近年石井館長の主張し続けている“他流試合”の範疇に入る物だったようだ。そし
て四月の広島は、K-1にリターンして“外敵”セーム・シュルトを相手に据えた変形
他流試合となった。長身のシュルトの懐に入って一歩も引かない戦いは、精神的な
成長を伺わせて武蔵の評価をふたたび高く引き上げた。
◆JAPANの存在意義自体をサップに潰された後半
しかし、仇敵と付け狙うペタスは続く富山でスネを損傷し、GP戦線から途中撤退を
余儀なくされてしまう。そのうえ、この大会ではK-1初登場となるボブ・サップが
中迫と対戦。圧倒的なパワーでコーナーに押し込むと、中迫を押しつぶし、頭を抱
え込んで崩れた中迫の後頭部に、構わずパンチの嵐を降らせた。反則暴走とはいえ
インパクト満点の攻撃に、富山の話題は完全にサップに奪われた。
かくて目標を見失った形の武蔵、おもちゃにされた中迫。だが、大阪城ホールでは
この二人が泥臭いまでの熱闘でトーナメントを勝ち抜き、同門対決の熱闘を繰り広
げ、あくまでJAPANの存在意義を守ったことは特筆に値するだろう。ただし、この
リングでも、サップが石井館長のレフェリングでも止まらぬ暴走を見せ、すっかり
会場をジャックしてしまった…(この項次号に続く)
━<2003年 K-1JAPAN 全5戦の記録>━━━━━━━━━━━━━━━━━
[JAPAN] 1.27 静岡:夜明けは見えたか? 中迫どん底からの一撃で、世界王者
からダウンを奪う
http://www.boutreview.com/news/data/striking/1012143885.html
[JAPAN] 4.21 広島 :武蔵、大巨人シュルト相手に奮闘
http://www.boutreview.com/news/data/striking/1019432531.html
[JAPAN] 6.2 富山 :サップ・暴走、セフォー・秒殺、ペタス・悶絶
http://www.boutreview.com/news/data/striking/1023020433.html
[JAPAN] 9.23 大阪:武蔵×中迫の同門決勝、白熱の正面激突は再々延長へ
http://www.boutreview.com/data/reports/020922k1japan.html
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