石田 陽子

恋愛ライターやセミナー講師を務める。著作に『結婚したいと思わせる女になる』

記事一覧

 

掲載日: 2002年 06月 02日

結婚前のお試し同棲を分析! 同棲の天国と地獄

結婚と同棲の違いは、同じ家に一緒に住んでいる男女が、法的な結婚の手続きをしているかいないか、にあります。
「同棲をしたことがありますか?」
というアンケートを行ったところ、「ある」と答えた人は、40%「これから、したいと思っている」と答えた人は、22%でした。欧米諸国に比べて、結婚や同棲に対する考え方が保守的だといわれる日本。でも、最近はちょっと事情が違ってきているようです。



●恋人と部屋をシェアするメリット

同棲といっても、恋人と一緒に暮らし始めるきっかけは、カップルによってさまざま。一人暮しをしていたK子さんが彼と同棲をするようになったのは、近所で一人暮らしの女性を狙った犯罪が起きたことがきっかけだそうです。「二人暮しを始めてから寂しくないし、夜に男の人が部屋にいるというだけで安心できます」と言うK子さん。また、部屋をシェアすることで家賃が安くなり、いい部屋に安く住めるというのも魅力。

欧米、とくにニューヨーク、ロンドン、パリなどの都会では、恋人同士が結婚前に一緒に暮らすお試し同棲をするのは常識になっています。物価も家賃も高い都市では、合理的な考えのもと、同棲する男女が多いのです。最近では日本でも、自立した男女が結婚前の準備期間として、一緒に暮らしてみてふたりの相性や価値観などが、合うのか合わないのかをチェックするべきだと考える人が増えています。

ガイド記事・コラム「幸せな結婚の条件」でも取り上げましたが、厚生労働省の『人口動態統計』調査によると、昨年の離婚件数は28万9000件。離婚件数は増え続けて、この10年で離婚率は1.5倍にもなっています。身近に離婚するカップルが増えたことで、日本人の結婚観も変わってきていることは確かです。離婚原因のトップは、「価値観の違い」「性格の不一致」。恋愛と結婚生活とは違う。一緒に暮らさなければわからない相手のイヤな面を含めて、パートナーを深く知ってから結婚をしたいと、慎重に考える人が増えてきているのではないでしょうか。

●同棲と結婚の違い

結婚と同棲の違い(女と男の辞典)のアンケート集計の結果を見ると、「責任(があるか、ないか)」106名、「社会的な差異」93名、「子供に対する環境」56名、という順になっていました。
結婚して一緒に暮らし始めた男女と、お試しで同棲を始めた男女の違い。それは、社会的・周囲の人達に対しての責任、女性が妊娠したときのことなどを考えると、紙きれ(婚姻届)1枚では計ることのできない違いがそこにはあります。

同棲を始めると、デート中には気づかなかった恋人のイヤな面が、どんどん目に飛び込んでくるでしょう。トイレ、洗面所、お風呂の使い方、食事の仕方……百年の恋も冷めるような瞬間を目にしてしまうこともあるかもしれません。好きだからずっと一緒にいたいと思って生活を始めるけれど、パートナーとの生活習慣のズレをどこまで許せるか。それが問題になってきます。

★次のページは、【同棲のデメリット/ふたり暮らしのルールと心構え】です。
ガイドメールマガジン
携帯電話のメールアドレスでは登録できません

掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます。