後藤 純一

ゲイライター/ドラァグクイーン。パレードやHIVなどのコミュニティ活動も。

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掲載日: 2008年 06月 08日

今年のIDAHOはなにげにスゴかった!

文章:歌川 泰司(All About「同性愛」旧ガイド)


ラブカル系レポーターJunchanのかるなび
今年のIDAHOはなにげにスゴかった!



IDAHOって知ってます? 3年前に初めて聞いたとき、僕はリバー・フェニックスとキアヌ・リーブスが愛し合う伝説の映画『マイ・プライベート・アイダホ』を思い出しました。が、実際はアイダホ州とは何の関係もなくて、LGBTの権利を求める国際的な記念日のことでした。

IDAHO
精神科医が診断の手がかりとする世界保健機構(WHO)の「国際疾病分類(ICD)」において、同性愛はもともと「人格異常」とか「精神の病」と分類され、世界的に病気だとみなされていました。もちろん精神科医の中にもゲイの人はいたわけで、カミングアウトしている人は「患者」、隠してる人は「治療者」に分類されるという異常な時代があったのです。それが、60年代以降の欧米でのゲイムーブメントの成果によって、1990年5月17日、やっと WHOの「国際疾病分類」から同性愛の記述が外されました。もう同性愛者は「異常」でも「病気」でもないし「治療」も必要ない、晴れて「そのままでいいんだよ」ということになったわけです。
このエピソードは、同性愛自体は自然で(先日ご紹介したペンギンの同性カップルの絵本を思い出しましょう)、それを取巻く社会の側こそが病んでいたということを如実に物語っています。この病のことを「ホモフォビア(同性愛嫌悪)」と言います。

この5月17日を記念して、International Day Against HOmophobia(国際反ホモフォビアデー)=IDAHOと呼ぼうということになり、世界中でイベントが開催されるようになりました。欧米だけでなく、香港ではパレードが行われ、台湾やキルギスタン、ネパールといったアジアの国々にもその輪が広がりました。(そう言えばネパールでアジア初のゲイの国会議員が誕生しましたね!)

IDAHO
日本では、3年前にTOKYOPride、第10回レインボーマーチ札幌実行委員会、ゲイジャパンニュース、尾辻かな子さんの呼びかけでAct Agaist Homophobiaという企画が立ち上がり、新宿駅南口広場(Flags前)で呼びかけが行われました。
昨年は若い人たちが中心となって「やっぱ愛でしょう! やっぱ愛ダホー!」というカジュアルな合い言葉で中野駅前、新宿駅前でフライヤーを配ったり、いろんな人からのメッセージを読み上げたりしました。

今年になって、開催地が東京だけでなく横浜、名古屋、大阪、神戸と全国的な広がりを見せました。神戸ではもともとこの時期にプライドマーチ(地元の神戸まつりに参加するという画期的なスタイルを編み出したことが素晴らしい!)が開催されていましたが、今年はIDAHOとパレードのセットで盛り上がったようです。(「フツーのGAYの日常」でレポートされています )

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