掲載日: 2007年 01月 07日
もしもパートナーが病気で倒れたら?

自分にもできること 〜終末期医療に関するガイドラインへのパブリックコメント〜
あけましておめでとうございます、女スパイです。読者の皆さんは、この年末年始をどう過ごされたかしら?女スパイは今年も諜報活動に励んでいくわ。皆さんの応援、引き続きヨロシク頼むわよ! さて今回は新春号外編として、新年早々に動きを見せる、性的少数者全般や事実婚カップルなどにも関係大アリのテーマ「終末期医療」について取り上げるわ。

もしもパートナーが倒れたら?
突然だけど、同性カップルが最も困る場面の一つは、パートナーのどちらかが病気や不慮の事故に倒れた時だと、女スパイは常々考えているの。倒れた本人が自分で意思表明を行えなくなる場合、法的な家族ではない残されたパートナーには連絡すら届かないケースがあるわ。
さらに、(例え普段は交流が全く無いとしても)法律上の家族・肉親が最優先されるため、パートナーが面会すらできず、医療決定も行えないという非情な事例も、昨年春に開催された全国リレーシンポジウム「Rainbow
Talk 2006」で報告されたわ。
もちろん、これは同性パートナーだけの話ではないわ。例えば、婚姻以外の関係性を持つ事実婚カップルにしても、倒れた本人の法的な家族が権利を主張したら、残されたパートナーが排除される可能性だってあるわ。それにパートナー関係に無い場合でも、複数名での共同生活を営む人々などにとって共通の問題よ。
これに対して、同性パートナーの中の一部では「公正証書」を作成する動きがあるわ。公正証書と実際の体験談については、女スパイの分身 赤杉康伸が以前担当していた「ごく私的☆政治観測」のバックナンバーでも掲載されているので、是非ご参照あれ。
そんな公正証書なんだけど、実は弱点もあるの。この場合の公正証書はたいていが「パートナーが、互いに権利を委任・委託し合う」形式なの。そう、勘が鋭い人は気付いたかも知れないけれど、この公正証書は契約した当事者間の権利・義務を定めるものであって、第三者を拘束するものではないのね。当事者間同士が時間・労力・費用を費やして「公正証書」を作成したという事実は、確かな関係性の証拠の一つになるわ。でも「第三者を拘束しない」という公正証書の性質がゆえに、実際に第三者(医療関係者や法律上の)が公正証書の内容を尊重しなければ、当事者の希望は無視されかねないという危うい状況なの。














