VDT症候群/VDT症候群の予防・治療・対策

オフィスの弱り目・疲れ目対策!

会社でも、自宅でも、パソコン作業はついつい長時間になりがちです。そこで、目をできるだけ疲れさせないためのコツや、環境づくりについて考えてみましょう。

執筆者:高林 克枝

パソコンを長時間使う方は、眼精疲労にご注意!

くま
パソコン作業の仕方で、疲れ目度は変わる?
お仕事でパソコンを長時間使う方、家でついついネットに夢中になってしまう方。最近『ついつい目が疲れてしまう』とお感じになっている方が多いのではないでしょうか。

パソコン作業が長時間に及ぶ場合、モニターを見ることが無意識に目の筋肉を緊張させ、まばたきの回数が減ることから、目に大きな負担をかけてしまい、疲れ目になることはよく知られています。一晩眠れば回復するぐらいならよいのですが、さらにそれが進むと、頭痛、肩こり、めまい、吐き気といった眼精疲労の症状が発生することもあるのです!

パソコンで目が疲れている人へ、いくつかの対処法を具体的にご紹介しましょう。


簡単に目をリラックスさせる方法


【1】目をしばらく閉じて、休ませましょう

パソコンの作業で目が疲れてしまったら、目を閉じて、しばらくリラックスし、眼球を休ませましょう。涙が目を潤し、酸素と栄養を供給します。また、緊張した目の筋肉を解き放ちます。とっても簡単なことですが、こういう何気ないひとときが、目を癒すのです。

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【2】目を温めて血行促進しましょう

某企業が行った調査によれば、約40度ぐらいの温かい蒸しタオルによるアイパックが、疲れ目やドライアイに効果的であることが調査研究により報告されており見直されています。オフィスで小さめのタオルを熱いお湯に浸し、堅く絞って、目の上に数分間置いてみてはいかがでしょうか。また、バスタイムに毎日それをするのもいいかもしれませんね。

また、使い捨てホットアイパックの市販品もありますので、手軽さを求める方にはおすすめです。

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【3】目の調整筋肉をほぐすアイストレッチしましょう

パソコンモニターなど、近距離の対象物を注視しすぎると、眼のレンズの厚さを調整している筋肉が疲労してしまいます。それをほぐすのは、5メートル以上の遠距離をボーっと20秒ぐらいながめることです。

パソコンで動画を見ながら、森の中を散策気分でそれができるのが、HOYAビジョンケア・カンパニーのサイトにあります。目の健康ガイドが監修と制作に関わらせていただいた癒しの動画『ちょっとヒーリングタイム/アイストレッチ』です。詳しくはこの記事から。

【4】点眼薬で目をいやしましょう

目が疲れたと感じるとき、乾いたなと感じたときは、ドライアイを防ぐ点眼薬や、疲れ目を和らげる点眼薬を使って、目をいやしましょう。目に適度な水分とビタミンなどの栄養を補給することで、目の疲労回復を早めます。

また、眼科医が処方する点眼薬は防腐剤や収斂剤などが入っていないので、より目にやさしいとはいえますが、当然あまり日持ちはしません。薬剤師や眼科医に相談して、適切な点眼薬を選び、ご使用になることをおすすめします。

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自分でできるアイ・エクササイズ

【5】眼球のクイックエクササイズしましょう

いつもパソコン作業で、目を動かす方向が決まったりしていませんか。眼球を支えている筋肉をほぐすエクササイズで、目の周りの血行をよくしましょう。このエクササイズのあとは、目元にジワッと血液がまわるのを実感するはず。

●眼球をゆっくり上下に動かす。何度か繰り返す。
●眼球をゆっくり左右に動かす。何度か繰り返す。
●眼球をゆっくり、ぐるりと右回し、左回しして、何度か繰り返す。

DVD
 
なお、ガイドも監修にかかわったパソコン疲れ対策『どんどん仕事がはかどるパソコンストレッチ』たった1分で、疲れ目・肩こり・むくみをスッキリ!でも、疲れ目対策ストレッチをはじめ、オフィスでできる効果的な簡単ストレッチを紹介しています。

すでに大手企業やIT企業の方々にもご利用していただいてますが、「かたまりがちなパソコン作業で、短時間で有効なノウハウ」というコメントをもらいました。

【5】疲れ目をいやすツボを指圧しましょう

東洋の知恵を活用して、目と目の周りの血行をよくし、疲労回復をしましょう。昼と夕方の2回だけでもいいので、毎日続けたいものです。

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今回、オフィスで簡単にできる疲れ目の癒し方をご紹介してきましたが、活用できそうなノウハウが見つかりましたか?またいつでもこの記事をご参考になさって、よりよい目の健康を維持してくださいね。

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