ストレス/ストレス発散・解消法

「大人の早起き」が最近のトレンド!?

最近「大人の早起き」が大流行! 育ち盛りの子どもばかりでなく、ストレス社会で闘う大人にこそ「早寝早起き」のメリットは大きいのです。早起きのよさは? どんな過ごし方がオススメなの? ガイドが答えます。

大美賀 直子

執筆者:大美賀 直子

公認心理師・産業カウンセラー /ストレス ガイド

ストレス社会で闘う大人にこそ、早起きは必要だった!

早寝の幸せ
夜はとにかく何も考えずに、さっさと寝てしまおう!
「早起きなんて子どものための習慣だ」と思うかもしれまんが、いまや「大人こそ早起きを!」という考えが注目されています。

「早起き」はストレス対策としても、理にかなっています。なぜなら早寝早起きをすることで睡眠の質が向上し、朝のだるさや心身の疲れを予防することができるからです。

たとえば、夜更かししてパソコンに向かったり、読書やTV鑑賞などに夢中になっていると、就寝後にも興奮が続いて深い眠りが得られなくなります。こうした習慣が続くと、朝になっても調子が上がらずに心身が疲れやすくなり、ちょっとしたストレスにも心が凹みやすくなってしまうのです。

したがって、夜には脳を興奮させずに早めに眠りにつき、その分早起きして心身を活動モードにチェンジさせるのは、日中のストレスに対処するためにもオススメな方法なのです。


就寝のポイントは“子どもの寝る時間”

子どもとねんね
子持ちの人は、子どもを寝かしつけながら一緒に寝てしまうのがいちばん
しかし、就寝時間を1時間早めるくらいでは早起きはなかなか定着しません。ポイントは子どもが寝るような時間帯、たとえば8時出勤の人は、9時か遅くとも10時くらいには寝てしまうことです。

必要な睡眠時間は人それぞれですが、だいたい6~7時間が適当だと言われています。たとえば、夜9時に就寝した場合朝4時に起床すれば、7時間も睡眠がとれます。夜10時に就寝したとしても5時に起床すれば、睡眠時間は十分です。

ただし、寝るまでの時間には頭を働かせず、お風呂に入ったあとには照明を暗くして“寝やすい体制”をつくることが大事。もちろん、夜には家事もほとんどできませんし、“自分の時間”も持てません。家事、メールチェック、読みかけの読書などはすべて翌日に繰り越すことです。

その分、朝に体を動かしたり、自由に時間を使って脳に快刺激を与えれば、心身を気持ちよく目覚めさせることができるのです。


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