アレルギー/黄砂アレルギー

有害物質を運ぶ黄砂、その成分について(2ページ目)

この時期になると、黄砂が飛んできます。経済発展著しい中国で、黄砂に多くの成分が含まれています。アレルギーを悪化させる作用がありますので、説明したいと思います。

清益 功浩

執筆者:清益 功浩

医師 / 家庭の医学ガイド

私たちにできる黄砂対策

外出時にはマスクが大切です。少しでも黄砂が気道に入らないように
黄砂が飛ぶと、アレルギーが悪化!?でも説明しておりますが、黄砂の大きさは、0.5~5μmで、スギ花粉(20μm)より小さいので、かなり気密性のいいマスクがお勧めです。衣服につくと、黄砂のアルカリ性や大気汚染物質で、肌荒れにつながります。アトピーも悪化することがあります。

しかし、飛んでくる黄砂を直接減らすことができないので、自分の周りで減らすことが中心になります。
  • 花粉情報のように、黄砂情報に注意する。黄砂の多い日には外出を避けたり、洗濯物を屋外で出さない
  • 外出時には、眼鏡とマスクをする。特にマスクは気密性の良い物を選ぶ
  • 黄砂の多い日は、窓を開けないようにする
  • 屋内に入ってくる黄砂は掃除機で除く
  • 家に入るときには、衣服を掃って入る
  • 洗顔、手洗いをしましょう


花粉症対策と似ていますよね。スギ花粉、ヒノキ花粉が飛ばなくなっても、引き続いて、花粉症対策をしておくと、黄砂対策になるかもしれません。


豆知識
環境基本法:平成5年(1993年)に制定された。この法律以前は、公害対策に公害対策基本法、環境対策に自然環境保全法で行っていた。環境問題に広く対応するために、制定された。 公害対策基本法は廃止になっている。



<参考リンク先>
黄砂が飛ぶと、アレルギーが悪化!?

まずは花粉の回避(花粉症重症度チェック)

アトピー発症時期に花粉が多いと…?!
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