骨・筋肉・関節の病気/頚椎ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニア回避法!

「腰椎椎間板ヘルニア」実は、この疾患は私達の日常生活の悪いクセや習慣が蓄積されると発症リスクがUPします。今、あなたも「腰椎椎間板ヘルニア」と隣り合わせになっているのかも?

檜垣 暁子

執筆者:檜垣 暁子

カイロプラクティック理学士 / 肩こり・腰痛ガイド

写真のタイトル
腰が痛い!!もしかして、椎間板ヘルニア?
腰が痛くなると「椎間板ヘルニアになってしまったのでは!?」と心配する人が多いほど、怖がられ嫌われている「腰椎椎間板ヘルニア」。

実は、この疾患は私達の日常生活の悪いクセや習慣が蓄積されると発症リスクがUPします。今、あなたも「腰椎椎間板ヘルニア」と隣り合わせになっているかも?今回は「腰椎椎間板ヘルニア」のリスクを減少させよう!を目標に回避方法をご紹介します。


<CONTENTS>
  • 椎間板はどこにある?-p.1
  • 同じ姿勢で椎間板がつぶれちゃう!-p.2
  • 体をねじるのは危ない-p.2
  • 重い荷物はダメ!-p.2


    椎間板はどこにある?

    写真のタイトル
    その1
    背骨はなだらかなS字のカーブを呈しています。背骨は、骨と椎間板が交互にありしましま模様に見えます。
    椎間板はどこにあるものでしょうか?背中に手を回した時、背中の中央にゴツゴツしたものが縦に並んでいますよね。それが背骨です。背骨のほんの一部分で、残りの部分は、背中に筋肉があるため触ることができません。この背骨、しましま模様になっています(写真その1参照)。そのしましま模様は、レントゲンに写るものと写らないものにわけられます。白い部分は骨、黄色っぽく写っているところが、今回の主役「椎間板」です。

    この椎間板は、白い骨と骨の間に挟まれていますが、こうすることで背骨の関節にかかる衝撃をやわらげるクッションの役割をしているのです。椎間板は、水分がたっぷり含まれていて弾力のあるものです。もし、この椎間板が無かったら・・・?関節が動かず、体も自由にならないでしょう。それくらい体を動かすためには欠かせない大切な部分なのです。


    写真のタイトル
    その2
    腰の部分の背骨です。赤いところは、押し出され飛び出してしまった椎間板です。これを「椎間板ヘルニア」とよびます。
    写真その2の背骨で赤くなっているところがあります。これが、「腰椎椎間板ヘルニア」です。椎間板が上の骨と下の骨に押しつぶされ、椎間板の一部が外に飛び出してしまった状態です。これがすぐ近くにある神経を刺激したり、炎症を起こすと下記のような症状が出ることがあります。ジャムをたっぷり挟んだサンドイッチを、上から押さえるとジャムが外に飛び出しますね。このジャムにあたるものが椎間板です。

    **腰椎椎間板ヘルニアの症状**

  • 腰が痛い(特におじぎが痛い!)
  • お尻や太腿の裏、ふくらはぎ、足が痛い・しびれる
  • 歩きづらい・歩けない・立てない
  • 足の感覚が麻痺する
  • せき、くしゃみがつらい
  • トイレで用をたせない(排尿・排便障害)

    押し出された椎間板付近で炎症が起きたり、痛みを感じる神経が刺激されると、つらい症状が引き起こされてしまいます。腰のどこがヘルニアになるかで症状が違います。上記のような症状の強さにも違いがあります。

    背骨に負荷がかかると椎間板の中にある水分が抜けていき、クッションの役目が果たされるのですが、クッション性を良い状態に保つためには欠かせないことがあります。そこで、椎間板ヘルニアの回避方法です。


    >>次のページでは、健康な椎間板で過ごせますように!椎間板を痛めないポイントをご紹介しましょう>>
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