食と健康/魅力の食材・成分(肉・魚介・野菜・フルーツなど)

家計が厳しい時こそ栄養豊富なもやしで凌ぐ(2ページ目)

食品の価格高騰が続く中、安価でなもやしは、お財布に優しい食べ物。低カロリーでありながら、意外にも幅広い栄養素を含んでいます。今回はモヤシの魅力に迫ります。

南 恵子

執筆者:南 恵子

NR・サプリメントアドバイザー / 食と健康ガイド




モヤシ
大豆もやしは、旨味が強い品種。韓国料理のナムルなどによく使われます。
通常、もやしというと、豆類から作られたものをさし、なかでももやしと言えば、以前はブラックマッペ、そして近年では緑豆から作るもやしが多く市場に出回っています。そのほか、大豆から作る大豆もやしや、牧草の種子から作るアルファルファ(糸もやし)などがあります。

・大豆もやし
大豆を発芽させたもので、頭に豆をつけたまま収穫します。太くて長く、アミノ酸によるうまみの強い品種。韓国料理のナムルやビビンバなどに使われ、馴染みのあるもやしの一つです。

・ 緑豆もやし
緑豆を発芽させて作ります。茎が長くて太く、炒め物にむいています。

・ブラックマッペ
ブラックマッペというあずきの種類を発芽させて作るもやしで、黒い種皮をかぶっています。

・アルファルファ
「紫うまごやし」という牧草の種子を発芽させたもの。細くて柔らかく糸のように繊細で、生食できるのも特長的です。

他にも、最近ではピーナッツもやしなどの新品種もありますし、ダイコン(貝割れ)やソバ、空心菜のもやし、ブロッコリーやマスタードのスプラウトなども見かけられます。

もやしは鮮度が命

茎や根に張りがあり、色が変色していないものが新鮮です。日持ちが悪いので保存には適さず、できれば買ったその日のうちに、真空パックのものでも冷蔵庫で1~2日のうちに食べてしまいましょう。調理する際にも、短時間で加熱し、歯触りを活かしたいものです。もしも残ったら、さっとゆでて水気をよくきり、密閉容器に入れて冷蔵庫で保存しましょう。

もやしのひげは取ったほうが、口当たりがよくおいしいのですが、もやしのひげには繊維質が豊富に含まれてます。また、長い時間に水につけておくと、ビタミンCが流出してしまいます。もやしは、水耕栽培で農薬等は使われていませんし、洗浄処理されて出回りますので、あまり長い時間水に漬ける必要はありません。

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