FP(ファイナンシャル・プランナー)とはじめる賢い生き方

 

金融の知識に不安が……資産運用アドバイスが欲しい

田中信一さん(仮名・55歳・男性)
妻と2人暮らし。会社員。妻は専業主婦。子どもなし。金融の知識が少ないことを不安に感じ、現在の資産をどのように増やしていったらいいか相談するためにFP相談へ。

金融商品の基礎知識を知ることができた

ときどき雑誌のマネー特集を見たり、新聞を読んだりと情報収集しているという田中さん。
「でも、どれも断片的な情報で、基礎的な金融知識がないなということがずっと不安でした。自分の知識のヌケモレを確認したいのと、資産を確実に増やしていくアドバイスがほしいと思って相談にきました」

だいぶ前に、株式投資で失敗したという田中さん。65歳になるまでの今後10年間で、それほどリスクをとらずに運用する方法を検討中です。
「まずは金融商品の基礎的な知識として、株、投資信託、一時払い養老保険などのリスク、リターン、気をつけるべきポイントを教えていただけました。相談の際にもらった冊子に沿って説明をいただけたので、自宅に帰ってもじっくり復習ができそうです」

よく耳にする“NISA”がよくわからず、基本的なことから教えてもらったとか。
「NISAのメリット・デメリットなどを含めて説明をいただけました。また、NISAが利用できる1年間あたりの金額が現在は100万円ですが、2016年から120万円に増えるということも知りました。また、確定拠出年金(401k)が、2016年度から専業主婦でも利用できるという情報も得られました。いずれも国の制度ではありますが、普段生活しているとなかなか情報を得にくい。それらを教えていただけたことは、大きな収穫ですね」

お金の専門家であるFP(ファイナンシャル・プランナー)に相談する

FP相談は実は2回目 人によって相性があるということもわかった

実は以前、住宅購入を考えた際に、住宅展示場のイベントでFPに相談をしたことがあるそう。
「そのときは、住宅購入に向けてどのようにお金を準備していくかという話が中心でした。そのときのアドバイスと今回のアドバイスとでは、FPの人の個人の考えも異なりますし、そもそも相談した内容も異なるので、違う角度からアドバイスをいただくことができました。たくさんのFPに相談をして、そのときの自分の悩みにあった答えを選んでいくことも大切なんですね」

相談時間の終わりが迫ったころ、自分が持っていた“誤解”に気づいたのだとか。
「私は、税金のことも悩んでいたのですが、“税金の話はFPに聞いてはいけない。税理士にしか聞いてはいけない”と、すっかり勘違いをしていて全く相談しなかったんです。ところが、もしFPではなく税理士が答えるべき内容であれば、そのように伝えていただけるということもわかりました。今後は『これを聞いていいんだろうか』と躊躇することなく、まずはFPに気軽に聞いてみようと思います」

お金の専門家であるFP(ファイナンシャル・プランナー)に相談する

事前にじっくり調べてから相談すると、より有意義な時間になる

田中さんに、FP相談を希望する人に向け、よりよい相談になるヒントを聞いてみました。
「複数のFPに話を聞いて、FPにはそれぞれ得意分野があることがわかりました。説明の仕方や年齢なども異なるので、自分にあったタイプの人を選ぶこともいいアドバイスを聞けるコツだと思います。投資の助言ができるのは、“投資助言業”を行っているFPとのことで、今後具体的な投資の相談をする場合は、そういったFPを調べてから相談にいこうと思います」

また、「自分の家計状況や聞きたいことを、整理していくこともコツ」だと話してくれました。
「収入や支出の流れ、どのようにいくら貯蓄しているかをある程度一覧にしていくと、より自分に合ったアドバイスをもらえますね。私は聞きたいことがたくさんありすぎて、話しているうちに“他にも相談したいことがあったはずだったけど……”とうっかり忘れてしまう場面もあったので(笑)、何を相談したいかを事前に箇条書きにしていくのがオススメです。次回は、事前準備もしっかりしてから相談に行きたいと思います」

お金の専門家であるFP(ファイナンシャル・プランナー)に相談する

提供:特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会
掲載期間:2016年6月24日~2017年3月31日【PR】