FP（ファイナンシャル・プランナー）は、ライフプランニング、保険、金融資産運用、税制、不動産・相続、事業承継の6分野に渡り、人生に関わるお金の全てについてフォローできる資格です。金融機関や証券会社、保険会社、不動産会社、住宅メーカーなど様々な業種で求められ、就職や転職でも有利にはたらくことが多い資格のひとつです。

FPの勉強をすることで、自分の生き方をあらためて振り返り、これまでのお金との付き合い方で良かったのだろうか、悔いのない人生を送るためにこれから家計やお金をどう管理していけば良いか、というように、まずは自分の人生とお金について具体的に計画できるようになります。そして、自分自身のライフプランやファイナンシャルプランを立てながらさらにステップアップしていくことで、将来的にはお客様のニーズや不安、悩みに寄り添うことができ、お客様の役に立てる素晴らしい「プロのFP」を目指すことができます。

ファイナンシャル・プランナー（FP）とは >>

FPとしての力量を測ったり、FPとしての実績や信頼を示すものとして一般的に普及している資格や検定には、国家検定であるFP技能士（1～3級）と、特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会（日本FP協会）が認定する「AFP資格」、および「CFP®資格」（上級資格）があります。

FPになりたい！という方は、まずはFP技能士の取得からスタートすることになります。そして、もっと知識を身につけたい、あるいは業務上必要な資格としてさらに上を目指したい、プロのFPとして活躍したいという方は、AFPやCFP®を目指していくのです。

「AFP」は、2級FP技能検定の合格とAFP認定研修の修了といった要件を満たし、日本FP協会へ登録することで付与される資格です。2年ごとの資格更新には所定の継続教育が義務付けられており、常に知識とスキルの向上を行っています。

「お金のルール」や「相談者のニーズ」は時代や経済を反映して変化していくものです。最新のお金のルールを踏まえ、自らのプランを効率的に見直しつつ、相談者のニーズにも柔軟に答えていくことができるのは、常に知識をブラッシュアップしている「AFP」だからこそといえるでしょう。

FP技能士とAFPの大きな違いは、この更新の有無です。FP技能士は更新や研修といった仕組みがない分、資格取得後の知識の向上にはやや物足りなさを感じてしまうかもしれません。

FPの資格と検定の種類 >>

AFPになると、プロフェッショナルなFPとして活躍していくために必要な「情報」や「人のネットワーク」そして「実務経験」を得ることができます。

＜最新で旬の情報をキャッチ＞
AFPになると、日本FP協会から会報誌が毎月送付されます。会員向けホームページでもさまざまなテーマを深掘りする特集記事や、最新の経済ニュース、マーケット情報など常に情報提供を行っています。

＜セミナーや勉強会の定期開催＞
全国に8ブロック・50支部があり、定期的にセミナーや勉強会（スタディ・グループ）が開催され、これは会員同士の交流の場にもなっています。都市部に住んでいなくても優秀な講師のセミナーを受けることができることは、AFP最大の魅力と言えます。 AFPには税理士や社労士といった「士業」の資格保有者もいるので、人脈が増えるとともに、よりニーズに合った情報を得ることも可能になってきます。

＜FPフォーラムで地域貢献＆実務体験＞
毎年11月の第一土曜日は「FPの日」として、その前後1ヶ月に全国でFPフォーラムが開催されます。そこでは、一般消費者向けのセミナーや無料体験相談会が開催され、相談員としての一定の研修を修了していれば、無料相談会の相談員となることができます。 最初はベテランFPと一緒にアシスタントとして現場の相談に同席します。お客様は実際にどのような悩みを抱えているのか、ベテランFPはお客様の相談にどのように答えていくのか。そこで得るものは非常に多くあります。