１日５分のエクササイズ。たった５分といえども、毎日続けるのは難しいもの。それ以前に、「そんなに短時間で効くわけがない！」とその効果自体をイマイチ信じられず、取り組めない方も多いかもしれません。そこで、All Aboutエクササイズガイドの森和世さんに伺いました。ズバリ、１日５分のエクササイズに効果はあるのでしょうか？
森さん「あります！ 直接的に体重を減らすというよりも、美しいボディラインづくりに効果を発揮します。毎日きちんと続ければ、ウエストのサイズダウンも可能です。また、エクササイズにストレッチを効果的に取り入れることで、メンタルとフィジカルの両面をサポートし、痩せやすい身体へと導いてくれます」
１日５分で、ウエストまで絞れてしまうのは驚き！ 果たして、どのくらいの期間で効果を実感できるのでしょう？
森さん「体質やエクササイズの内容にもよりますが、例えばウエストのサイズダウンが目標なら、まずは３週間で、筋肉が付き始めたのを実感したり、便秘が解消されたり、気持ちが前向きになったりなど心身の変化を感じられるはずです。実際にサイズダウンするまでには、３カ月あれば十分です」
それでは、いつ、どんなエクササイズをするのが効果的なのでしょうか？ 朝、昼、夜と、時間帯別エクササイズのポイントについて伺いました。
●ダイエットに最適な朝エクサ！
森さん「交感神経の働きが活発で、ほかの時間帯に比べてエネルギー消費量が高いのが、起きてすぐの時間帯。朝エクサを習慣にすると、脂肪が燃焼しやすい身体になります。ただし、朝イチは体温が低く、特に低血圧の方は、身体に負担をかけてしまうことも。ムリなく体温を上げ、身体を目覚めさせるには、ストレッチやヨガ、時間が許すならウォーキングがよいでしょう」
●昼～夕方は、筋トレなど本格的なエクササイズでもOK
森さん「お昼から夕方までの時間帯は、体温、代謝ともに上がり、身体が適度にほぐれています。激しい運動でも負担が少ない時間帯なので、筋トレやスポーツジムのスタジオプログラムなどを実践するのもおススメ。5分間でも十分効果が出ます」
●寝つきもよくなる夜エクサ。朝に違いがわかる！
森さん「寝る前の激しい運動は、寝つきが悪くなりがち。夜は、身体をリラックスモードに切り替えるストレッチやヨガが向いています。疲れて凝り固まった筋肉がほぐれれば、肩こりやむくみも解消。リラックス効果で寝つきもよくなり、質のよい睡眠が期待できます」
森さん「あらゆるダイエットに共通して言えることですが、１日５分のエクササイズも、結果がすぐに出るわけではありません。特に体重に関しては、測る時間帯や体調などが影響するため、その増減を一概にダイエットの結果に結びつけられないもの。効果がわかりにくいと継続するのが難しくなりますよね。そんな時は最近話題の「活動量計」を使ってみるのもおすすめ。「活動量計」は運動中の心拍数や、消費カロリーを正確な数値で把握できます。毎回の成果が目に見えてわかるので、１日５分でも、取り組む際のモチベーションが違います」
脈拍と加速度を計測し、脈拍数や脂肪燃焼などの心拍ゾーン、歩数、消費カロリー等気になる活動状況を手元でいつでも確認できる。アプリで食事入力すれば、消費と摂取カロリー収支を表示するのでダイエットの目安に。
また、体重推移と活動量に基づいたアドバイスを毎週メールでお届けします。（設定が必要です。）
（注）ご利用時の推奨運動：ウォーキング、ランニング、トレッドミル、サイクリング（上り坂等の高強度のもの除く）
手や腕を激しく動かす、手首をスナップさせる、物を強く掴み動かす、腕を上下に動かす運動では脈拍が取れにくい場合があります
エクササイズをサポートしてくれる「活動量計」は、まさに自分だけのパーソナルトレーナーといえそう。ボディラインが目立ってくる春～夏に向けて、「１日５分エクササイズ」を今日から実践してみてはいかがですか？
お話を伺った人
森 和世 エクササイズ ガイド
プロフィール詳細アパレル商社を退職し、単身カナダへ渡り、様々なエクササイズやヨガに出会い、エクササイズが生活の一部となる。帰国後、１０キロ太った体を半年で戻し、その時の経験を元に綺麗に痩せるエクササイズをを多数考案。現在、フリーのヨガインストラクター・エクササイズディレクターとして活躍。
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