ガイド:大塚 良重

犬の専門雑誌で取材記事や連載を抱える犬専門ライター。自身も大の愛犬家。

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掲載日: 2003年 01月 27日

駒沢公園のドッグラン見学記

文章:坂本 光里(All About「犬」旧ガイド)
飼い主たちの意識はむしろ商業施設より高い?
このままの調和を保てれば大成功かも



昨年末から東京都が駒沢公園と神代植物公園に試験的に開設した公設ドッグラン。犬をノーリードで自由に遊ばせてやりたいと思う飼い主さんたちにとって、念願の公設ドッグランですが、どんな利用状況なのかを開園1カ月少し経った1月の日曜日に行ってきました。訪れたのは駒沢オリンピック公園の方。もちろんうちのアッシュ&ハービーも一緒です。

ドッグランは駒沢通りに面した駐車場のとなり、軟式野球場脇のスペース。何度も駒沢公園には来ていますが、あまりこの辺りはなじみのない場所です。いや〜行ってみてビックリ!休日ということもあって予想以上の大盛況。30頭から40頭はいるでしょうか。犬種もミニチュアダックスやゴールデン&ラブラドールレトリバーといった人気犬種をはじめ、コーギー、ポメラニアン、ダルメシアン、Mシュナウザー、ジャックラッセルテリア、エアデール、そしてアフガンハウンドやバセットハウンドといった、めったにお目にかかれない犬種も集まってきていました。みんな、思い思いに集合離散を繰り返しながら、和気あいあいで遊んでいます。

わたしはいちおう「犬」のガイドでもある立場上、どんな点が問題なのかといつもそこに考えが行ってしまいがちなのですが、一見したところ大きなトラブルはなさそうな印象。そこで何人かの飼い主さんに直接お話を聞いてみました。

「毎週来てます。週に何度か来ることもあります。ずっとリードを付けての散歩しかできませんでしたから、こういう場所ができてほんとによかった。犬ともども喜んでます」(20代主婦)
「一度、大きな犬が小型犬を咬んでしまったことがありましたね。当事者同士でうまく話しあいがついて、そんなに大きなトラブルにはならなかったようですが……」 (30代男性)
「ここはレンガの畳張りでしょう。足の爪をその隙間に引っかけて、ちょっとした怪我をしてしまった大型犬がいました。思いきり走らせてやれるのがドッグランのよさですから、やはり地面の整備はしてほしいですね」(20代のカップル)
「どこか愛犬家だけを隅の方に追いやって、厄介払いをされたという印象もなきにしもあらずですよね。ここはホームレスの人たちの溜まり場だったんでしょ?公園内は歩かないで犬連れはドッグランに行け!という暗黙の差別を感じます」(40代男性)
「これだけ多くの犬たちが、無料でタップリ遊べるわけでしょ?これは試験的な導入ということだけど、飼い主たちが意識を高く持って利用して、常設に持っていくのが一番ですよね。もちろん犬同士のことだからケンカもあるだろうけど、それはお互い大人ってことで話しあいでちゃんと解決して欲しいですね」(30代夫婦)


いろいろ意見はありますが、もちろん犬同士のことですからトラブルがゼロというわけにはいかないと思います。見ていると、興奮してボールを取りあったり、ニオイを嗅ぐ嗅がせないといったことでちょっとした争いが始まることも。だけど本気で咬み合いになるような大事にはなりません。犬たちも、飼い主の緊張をよそに「コイツとはそりが合わないな」と思ったら、さっさと離れてほかに好みの犬を探して適当に遊んでいるように見えます。基本的にはみんな友好的なムードでした。

関連用語: 犬訓練士 /  視能訓練士 /  視能訓練士 /  NPO法人 / 

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