掲載日: 2004年 04月 28日
ビーンズ・オリジナル・フィールド・コート 20年は着れる頑強コート
数あるカジュアル・ウェアのなかで、これほど役立つものもないだろう。アメリカのアウトドアブランド、L.L.Beanの『ビーンズ・オリジナル・フィールド・コート』は1924年の誕生以来、ほとんどデザインを変えず同社を代表するロングセラーアイテムになっている。もともとハンターでもあった創業者のL.L.Bean氏が、ハンティングにつきものの棘のあるイバラや、冷たい霧雨といった悪条件からハンターたちの身を守るために考案されたジャケットなのだ。
耐久性に優れる頑強キャンバスを使用
そのため、あらゆるところに工夫が見られる。まず素材には10オンスの頑強な最高級キャンバスが使われ、抜群の耐久性を確保している。
厚地のキャンバスにもかかわらず、ウォッシュ加工によって着慣れた風合いになっているのも嬉しいかぎりだ。いかにもおろしたてという恥ずかしい思いをしなくてすむ。
また現行モデルには撥水性のあるテフロン加工を施しているため汚れにも強い。近年よく見られるゴアテックスなどのハイテク素材に移行せず、クラシックな雰囲気(素材感)を守りながらも、高機能を発揮している点は拍手ものである。
製品の方向性としては英国バーブァー社のオイルドジャケットに似ている気もするが、こちらは洗濯機でジャブジャブ洗うことができ、まったく手入れの必要もない。日常着としては一枚上手だ。
考え抜かれた大型ポケット!
さて、実際に着てみて、「これは便利!」と思ったのがフロント左右に配された4つの大型ポケットである。ポケットは上下に分かれていて、上のポケットの下半分が下のポケットのフラップも兼ねているのだ。そのため下のポケットに入れた物が外に落ちず、雨にも濡れないようになっている。どうやらこれは、ハンティングの際に薬きょうを入れるためのものらしい。上の斜めポケットは冷えた手を温めたり、道具類を入れるためのものだ。
意外と日常で役立つのがファスナー付きの胸ポケット。切符や定期券、キーケースなどを入れるのにちょうどよい大きさになっている。もちろん前かがみになっても落下しない。



