ネットコミュニケーションの未来

掲載日: 2006年 11月 25日

mixi実名流出問題から学ぶこと

mixiの利用規約は読んでおきましょう
このコーナーでは、各ニュースサイトの記事を元に、これからのネットコミュニケーションの将来がどうなってくるのか、皆さんと一緒に想像していきたいと思います。

今回は、mixiの実名流出問題を取り上げます。


実名と匿名をめぐるインターネットの歴史

mixiは、日本のインターネット上での実名でのコミュニケーションを成立させた珍しいサービスだと言われています。

もちろん、電子メールのようにプライベートなコミュニケーションであれば、当然実名でのやり取りが前提になりますが、掲示板のようにネット上に公開されているものでは、2ちゃんねるに代表されるような匿名でのコミュニケーションがこれまでは一般的でした。
ブログが普及したことにより、実名でブログを書く人も増えましたが、やはり圧倒的に実名でサービスを利用する人が多くなったのはmixiの影響が大きいでしょう。

匿名でのやり取りというのは、書き込んだ本人を特定されるリスクが提言されるため、過激な発言や無責任な発言になりやすいのに対し、実名でのやり取りでは本人が特定されているため、そういったリスクが少なくなるとも言われています。
mixiが居心地の良いコミュニティと呼ばれる一つの要素になっていたと言えるでしょう。

また、mixiに実名で登録することにより、昔の友達や、学校の同級生等、知り合いに見つけてもらえる可能性があるなど、インターネットの可能性を広げたサービスだといえるでしょう。


mixiに実名公開制限機能が追加

そんな中、今月私が注目した記事はこちらです。

mixiで氏名・性別の公開範囲を限定可能に ITmedia
 

記事にも書かれているように「本名で登録していたユーザーが、日記に問題のある内容を書き込み、身元が割れて騒ぎになるケースが何度か起きていた。」ため、これまで全会員向けに公開されていた氏名や性別の情報を、「友人まで」「友人の友人まで」「全体に公開」など段階を分けて公開できるようになるようです。

実名を中心としたコミュニティのために、今度は利用者自身がトラブルに巻き込まれることが増えてしまったというのが、残念ながら事実だということでしょう。


mixiで実名を公開するべきかどうか

サービス初期ののmixiは、ITリテラシーも比較的高い人が多く、知り合いを中心に構成されていましたから、あまり嫌な事件に巻き込まれることもありませんでしたが、660万人と言えば、福岡県の人口を超え、もはや立派な大都市です。

そんな大都市で実名で行動しているわけですから、それなりの意識が必要ということでしょう。
mixi日記を全員に公開で書いたり、公開されているプロフィールページに個人的な情報を書くということは、600万人以上に情報発信しているということです。

残念なことですが、600万人もいれば全ての利用者が善人というわけにはいきません。その中にはいろんな人がいます。
600万人の大都市にいるという意識でサービスを利用しないといけないということでしょう。


もちろん、mixiはそういう公開の前提を理解して使えば、非常に魅力的なサービスであることには変わりありません。

これまで実名流出で問題が発生したほとんどのケースは、mixiがすでに公衆の面前であることを忘れて不適切な発言を日記に書いたり、mixi以外での失敗からmixiで実名を検索されたケースがほとんどです。
mixi以外でも不適切な行動をすれば、何らかの形で問題になるわけですから、まずは、日ごろの行動を注意するほうが大事でしょう。

ただ、せっかくインターネットに生まれた新しい居心地の良いコミュニティですから、今後、こういった問題が減るようにするためのmixi側の機能追加にも期待したいところです。


【関連サイト】
mixi

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