文章:松原 洋一(All About「日本画」旧ガイド)
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SAKAMOTO TOKURO |
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●阪本トクロウ
1975年 山梨県生まれ
1999年 東京芸術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業
2001年 早見芸術学園日本画塾卒業→その他の情報
●名前について/トクロウは本名は漢字ですけど、よく読み方を間違えられるので
カタカナにしています。
●ホームページ
●All About Japan ガイドサイトで興味あるテーマ→【建築家】
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◇表現したいものについて |
私は美術大学に入学し、卒業した後も日本画塾で絵を描いていましたが、
作品をつくりつつもいったい自分は何をつくりたいのか分からない状態が長く続いて
いました。
今現在もよくわからなかったりするのですが、自分を知るために制作をしているとこ
ろがあると思います。それと同時に作品を人に観てもらうことは自分にとって一つの
コミュニケーションだと思っています。
自分の中に居る他者に向けて作り、それが結果的に他者に共感されるものになれば良
いとおもいます。
私の制作した作品がすべてとは言わないまでも共通に持っている感情や問題が共有さ
れることが出来るのならば良いですし、作品は作者と鑑賞者のコミュニケーションの
「場」になりえるのではないでしょうか。
何が画面に描かれていたかはそれほど重要ではなく、
作品の空気感(空間)を感じとってもらえればそれで十分だと思っています。
作品が展示してある会場で感じてもらうだけでなく、
作品を観たそのあとに生活のなかで作品の空気感を感じてもらえることが出来たら、
同じような毎日が違うものに見えてくるのではないかと思い制作しています。
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◇自分の作品について |
この作品はもう3年も前のものになるのですが、現在のスタイルになり始めた時期の作
品で思い出深い作品です。
空港なのに題名が「daily life」というのは不思議に思うかもしれませんが、
その時に出会ったこの非日常的で生活の場からかけ離れた風景が不思議とリアルに感
じたのです。
今しかこの作品は創れないのではないかと感じながら制作していました。
その後は実際に生活の中からモチーフを見つけて制作しています。
現代の私たちの風景を描いているつもりです。
注意して見てみると見慣れた風景も別のものに見えてきます。
「daily life」72.7×91.0cm
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◇日本画について |
私の現在使っている画材はアクリル絵具ですが、
大学、日本画塾で日本画を勉強していたことが今もとても大きく影響していると感じ
ています。
私の友人は日本画に関わっている人がほとんどなので、展覧会も日本画の展示を一番
観ていますし、
自分が好きな作品も絵画、その中でも日本画に好きな作品が多いと思います。
私の現在の制作も自分としては日本画の延長線上で制作している気がします。
鑑賞者としてみたときに外国の作家の作品よりも日本人が作った作品が自分にはやは
り合いますね。
美術作品だけじゃなく、映画でも、小説でも、音楽でもそう感じます。
共通に持っている美意識があると思います。
その美意識を生んだ風土と歴史が、今現在生きている人の感情を通して表現された作
品。
そういう作品が日本画の中からも生まれてくるはずですし、生み出さなくてはならな
いと思います。
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