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「その道のプロ」のルーツを探る ガイドの原点−origin-

vol.048

メンズコスメは化粧にあらず。自分を高めてくれる
快適なもの。すべての男性に「より魅力的になる」
ノウハウを伝えたい

キリっとしたお顔立ちとつやつやのお肌、語りかける言葉はゆっくり優しい。そんな外見は、「言うときは言う」芯の強さと細やかな気配りを見せるナイーブな内面を表しているかのよう。男性による男性のための「メンズコスメ」ガイド藤村さん。男でなければ書けない実体験に基づく記事が共感を呼ぶ。なぜメンズコスメを選び、何を目指しているのか。藤村さんに伺った。

「メンズコスメ」ガイド 藤村 岳

文/宗像陽子 写真/平林直己

目標を掲げて、一歩一歩クリアしていく

飛び込むと書いたが、藤村さんは無鉄砲な性格ではない。
「無駄は嫌いです。けれども効率よく進むために事前にじっくりと考えるのは嫌いではないんです」

2014年春。藤村さんが監修者として企画をした「ライジングウェーブ ヴィラ」を発表

2014年春。藤村さんが監修者として企画をした「ライジングウェーブ ヴィラ」を発表

まずは目標を立てた。35歳までにメンズコスメの連載を持てるようになろう。もし、3年たってもできないようなら、きっぱりこの道はあきらめよう。そして40歳までに商品をプロデュースしようと考え着実に実行に移していく。

実績もなければ、大きな組織の後ろ盾があるわけでもない自分が、メンズコスメの専門家としてやっていくにはどうすればいいか。知名度を上げるにはどうしたらいいのか。

それを考えて、コスメ雑誌や化粧品会社に売り込みを開始。雑誌社であれば、雑誌に合わせ、DTPで完璧に仕上げるところまで記事を作りこみ、持っていく。並行してメーカーとの顔つなぎをしていく。

雑誌とタイアップし、企画から数カ月かけてできた藤村さんプロデュースのグロッシーボックス

雑誌とタイアップし、企画から数カ月かけてできた藤村さんプロデュースのグロッシーボックス

地道な努力が実って、35歳で連載を持ち、40歳でメンズコスメの商品プロデュースと、目標をクリア。

現在はファッション誌やAll Aboutでの連載のほか、ラジオやテレビの出演、スキンケアに迷う男性のためのカウンセリングや講演、イベントなどを行う男性美容家として活躍している。

グロッシーボックスは2800円。13種類のブランド品の詰め合わせは、ぎっしりと箱に入りきらないほど。すべてのブランド品に藤村さんのコメントが入った

グロッシーボックスは2800円。13種類のブランド品の詰め合わせは、ぎっしりと箱に入りきらないほど。すべてのブランド品に藤村さんのコメントが入った

目標をかなえるため、心がけた二つのこと

今ある自分になるために、心がけたことを二つ伺った。

一つ目は「経験したことしか書かない」というこだわり。

「女性が髭剃りの記事を書いても男性の心を打つ記事は書けないはずですよね。それは机上の空論に過ぎないから。ならば、自分は経験に基づく記事だけを書いて、人の心に刺さるものを書こうと思いました」

特定のコスメにこだわることなく、幅広く実際に試す。それがより深い記事を作ると考えるからだ

特定のコスメにこだわることなく、幅広く実際に試す。それがより深い記事を作ると考えるからだ

もうひとつは「小さな目標をたて続けること」。「自分は弱い人間だから、すぐ低きに流れてダラダラしてしまうんですよ」とニコリ。

「だから、常に、少し手を伸ばせば届くような小さな目標をたてるように心掛けています」。すると、知らず知らずのうちに常に努力をするようになる。小さな成功体験を積み重ねるのが性に合っているという藤村さん、いつの間にか当初の目標を達成していた。

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