Human dept. スゴイ人、そろってます。

「その道のプロ」のルーツを探る ガイドの原点−origin-

vol.047

街を楽しみ、人と触れ合い、
健康を得て、豊かな人生を彩る。
言うことなしの「お散歩」の楽しさを伝えたい。

目的地が山手線の内側ならばすべて歩くというウワサの「散歩」ガイド増田さん。その歩き方は、バシッと身支度をしてまっすぐに前を向いて歩く「ウォーキング」ではなく、のんびりきょろきょろと景色を楽しみながら歩く「お散歩」。「お散歩」の魅力を最大限に伝える増田さんのガイドの原点と散歩術を伺った。

「散歩」ガイド 増田 剛己

文/むなかたようこ 写真/平林直己

散歩ライフを支える靴たち。時には下駄のお散歩もまた楽し。

散歩ライフを支える靴たち。時には下駄のお散歩もまた楽し。

散歩で劇的に人生が変わる

110キロの巨漢を脱するために歩き始め、その楽しさを味わえるようになったころのこと。タイミングよくAll Aboutから「散歩ガイドにならないか」と声をかけられ、ますます歩くようになる。それから「散歩」ガイドとして12年。

「ちょっとあやしげな分野のライター」が「おてんとうさまに恥じない健康的なライター」として知名度も上がってきた。ガイド記事ももうすぐ300本、趣味と実益を兼ねた散歩の楽しみ方も多岐にわたるようになった。

実際に体が健康的になっただけではなく、仕事の内容も「健康的」になり、8年前に結婚もし、今は公私ともに充実。劇的に人生が変わったのはまさに「散歩」のおかげだと、増田さんは感じている。その散歩術の一端をのぞかせてもらった。

All About「散歩」ガイド 増田 剛己

「あそこであれを食べよう!」という目的があれば、モチベーションもグッとアップ。

◆テーマを持って歩くか、持たずに歩くか
「たとえば『オムライスのおいしいお店を探そう』と思って歩いているとオムライスの店が見つかるんだ、不思議なもんでね」
「今は街中華を探して歩くから、すぐに中華ばかりが目に入っちゃう。ほら、あそこにあった」

何も考えずに歩くより、テーマを持って歩いていたほうがずっと楽しめる。けれども、行きあたりばったりの散歩もまた楽しいという。いろいろなハプニングや思わぬ出会いもまた、車の移動などではわからないお楽しみだ。

カメラは必需品。サッと撮影できるよう手軽なデジカメで。半年に1個は買い替える消耗品。

カメラは必需品。サッと撮影できるよう手軽なデジカメで。半年に1個は買い替える消耗品。

◆人と歩くか、一人で歩くか
一人で歩けば自由気ままに楽しめる。けれども誰かと歩けば、それもまた楽しい。同じ方向を見ながら歩くことで、面と向かって話す緊張から解放され会話が弾む。

「楽しいのは、全く違う属性の人と歩くことですよ」。え?そうなんですか?意外な感じがする。
「いえいえ、親子ほど年の違った人と街を歩いてごらんなさい。同じ場所を歩いていても、自分とは全く違った視点で見ますからね、おもしろいんだ」。

詳しくは、最後にあるお気に入りの記事も参考にされたい。その様子が載っている。

小さ目で、肩から下げるタイプのバッグがお気に入り。リュックではないので背中が汗でべとつくこともない。

小さ目で、肩から下げるタイプのバッグがお気に入り。リュックではないので背中が汗でべとつくこともない。

◆小道具を持って歩くか、持たずに歩くか。
増田さんは、仕事のアイデアをまとめるために歩くときには、デジカメを持ち、録音機器を持ち、音楽を聞きながらメモを取りつつ散歩をしていたという。それはそれで、仕事ができるのでいい。けれども今では荷物は最小限にとどめる。

「音楽を聞きながら歩くのも楽しいけれど、イヤホンをはずして歩けば、街の音や鳥の声、さまざまな音が聞こえてきて楽しいと気付いたんですよ」。

水筒に氷を入れて持つ。水は公園で補給すれば荷も軽い。

水筒に氷を入れて持つ。水は公園で補給すれば荷も軽い。

どうやら結論は、お散歩は何をどうやっても楽しいよう。つまりは「歩けばわかる」ということらしい。

けれども、なかなか散歩をする時間がとれない多忙な人間はどうしたらいいのだろうか?

Previous

Next

Info

All About Human dept.とは、「人」にフォーカスし、人間が持つおもしろさを追求するウェブメディアです。様々な分野から、自分のスタイルを持ち、第一線で活躍している「その道のプロ」たちをご紹介します。