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「その道のプロ」のルーツを探る ガイドの原点−origin-

vol.047

街を楽しみ、人と触れ合い、
健康を得て、豊かな人生を彩る。
言うことなしの「お散歩」の楽しさを伝えたい。

目的地が山手線の内側ならばすべて歩くというウワサの「散歩」ガイド増田さん。その歩き方は、バシッと身支度をしてまっすぐに前を向いて歩く「ウォーキング」ではなく、のんびりきょろきょろと景色を楽しみながら歩く「お散歩」。「お散歩」の魅力を最大限に伝える増田さんのガイドの原点と散歩術を伺った。

「散歩」ガイド 増田 剛己

文/むなかたようこ 写真/平林直己

All About「散歩」ガイド 増田 剛己

カメラはすぐに構える。花、名所旧跡から標識、街の地図に至るまで。

フリースタイルの楽しい散歩

増田さんの「散歩」記事を読むと、まるで目の前の増田さんとお話をしながら散歩をしているようなリアリティと楽しさがある。そんなリアル増田さんを体感すべく、散歩に同行してみた。

待ち合わせの日暮里駅から歩き始めてすぐ、「ほらこちら」とか「ちょっとこれを見て」だの「おもしろいねえ」と指差されるままに見れば、都会に埋もれた名所旧跡、人々の生きざまの数々が見え隠れする。

お店を覗いて店主とおしゃべりしたり、ちょっとした路地に入り込んでみたり、足をとめ耳をすまし、じっと眺めたり。増田式散歩は、本当に記事のままのフリースタイルだった。まずは増田さんが「散歩」にはまったきっかけから伺った。

歩かなくなり、110キロの巨漢になる

子どもの頃から、あちこち行っては迷子になり、親に怒られていたという増田さん。好奇心が旺盛で、次から次へと面白そうなものを求めて走り回る少年だったのだろう。

高校、大学のころも家の近辺を歩き回るのは好きだったというが、ぱったりと歩くのをやめたのは仕事が忙しくなってきた35歳のころ。そのころ増田さんは、「下関マグロ」というペンネームを持ったライターとなる。ちょっぴりあやしげなことも書いていたらしい。仕事に没頭するうちに、次第に太り始めた。

All About「散歩」ガイド 増田 剛己

毎日8〜10キロは歩くようになり、スリムなボディに!

45歳のときに健康診断を受けると、体重は110キロとなっており糖尿病と診断されてしまう。医者に「運動をしなさい。まずは歩くこと」と言われ、再び歩くことを決意する。

今でこそ軽快なフットワークで何時間でも何キロでも歩ける増田さんだが、歩き始めたころは、一駅分歩いても息があがり、帰りは電車に乗って帰ってくるような始末。それでも、毎日少しずつ、昨日より今日、今日より明日と歩き続けていたところ、半年余りであっという間に体重は減り、糖尿病の数値も下がった。それから12年たった今では、体重は70キロ台をキープ。軽やかな精神と肉体を手に入れた。

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