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「その道のプロ」のルーツを探る ガイドの原点−origin-

vol.045

すべての夫婦に「離婚」の危機はあり、
「修復」の可能性が広がる。
幸せを目指し、前に進む勇気をもつための
ノウハウを伝えます。

「離婚」ガイド岡野さんの人生は、波瀾万丈だ。36歳で離婚し、その辛さを味わう。その後23年間で、「離婚カウンセラー」として26,000件以上の夫婦にアドバイスし、幸せを提供し続ける。当初は、それまでなかった「離婚ビジネス」に対し批判を浴びたこともあったという。多角的に離婚ビジネスを広げる岡野さんにお話を伺った。

「離婚」ガイド 岡野 あつこ

文/むなかたようこ 写真/平林直己

「時代」を敏感に察知し、即行動

南青山のオフィスに伺うと、岡野さんはテレビ局との打ち合わせの最中だった。てきぱきとオフィスのスタッフに指示を出している姿が印象的だ。

岡野さんは現在、離婚カウンセリング、離婚カウンセラー養成事業、結婚相談所、マリッジカウンセラー養成、心理カウンセラー養成、良き出会いのプランナー育成などなど多角的に事業を展開している。

岡野さんの事業の成功の理由のひとつは「時代を察知する嗅覚と行動力」と言っていいだろう。
「これだ」と思えばすぐやる。失敗すればすぐ撤退。すべてが早い。
「私が離婚をしたのは36歳のときでした。人生の再スタートの時期が遅かったから、人の1.5倍速でやらなくちゃと思ったのね」

最初の離婚のときの元夫の書いた書類の山

最初の離婚のときの元夫の書いた書類の山。これを見ると、もっといい男に出会いたいというモチベーションにつながる

ブティック経営や保険会社勤務などを経て離婚ビジネスへと事業を絞っていたのは1991年のこと。当時はまだなかった「離婚ビジネス」というアイデアは、「人の不幸をビジネスにするなんて」と批判も浴びたとか。

「でも、自分が離婚をしたときに『こんなものがあればいいのに』と切実に思ったものをひとつずつ具現していったにすぎないんですよ」と岡野さんは言う。

最初の結婚が破たんしそうになったとき、岡野さんはもっと結婚生活を修復するための相談がしたかった。同じ経験をした人の話も聞きたかった。占い師、宗教家、弁護士のところにも行った。しかし、誰も岡野さんが満足できる情報やアドバイスをくれなかった。

その経験があって、「自分のような経験をしないですむように、人の気持に添える相談をする場所を自分で作ろう」と考えた。
「行動せよ。失敗することもあるけれども、それを乗り越えることで知恵も力もついてくる」と、岡野さんは自らの人生をもって、それを教えてくれる。

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