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「その道のプロ」のルーツを探る ガイドの原点−origin-

vol.011

毎日を楽しく、健康的に生きていくための医学
家族を大切にするように患者に接すること

結婚・出産・妊娠――。女性は人生のライフイベントを迎えるたび、自身の身体に対する悩みを変化させていく。年月を経て移り変わっていく女性の多様な悩みを解決するため、患者と向き合い、医療の現場で、そしてAll Aboutで情報発信を続けている医師の山田恵子さんの原点。

「女性の健康」ガイド 山田 恵子

文/八鍬真希子 写真/平林直己

自分の身体を壊して初めて気付いた、女性の“もろさ”

結婚・出産・妊娠――。女性は人生のライフイベントを迎えるたび、自身の身体に対する悩みを変化させていく。年月を経て移り変わっていく女性の多様な悩みを解決するため、患者と向き合い、医療の現場で、そして「All About」で活動を続けているのが医師の山田恵子さんだ。

ただし、山田さんが現場で実際に専門としているのは、意外にも女性の病気を扱う“産婦人科”ではなく、骨や筋肉など、運動器の疾患を治療する“整形外科”。今から10数年前、整形外科の研修医として働く傍ら、自分の体を壊してしまった経験が、女性の健康と向き合うきっかけとなったという。

自宅には、学生時代から使用している学術書の山が。医師として勤務している今も、勉強は続けている。

自宅には、学生時代から使用している学術書の山が。医師として勤務している今も、勉強は続けている。

「研修医時代、あまりの忙しさに、生理がぱたっと止まってしまったんです。」

慣れない環境、精神的なプレッシャー、そして“今こそ頑張らないといけない。”と焦る気持ちを抱えながら、日々仕事に邁進するうちに、身体に変化が訪れた。

その状況になって思い出したのは、ある産婦人科医が話していた言葉だった。

「人間、ストレスがかかると、生きていくのに必要のないところから機能を停止してゆく。女性は身体へ負担がかかった時、生理が止まることが多いんです。生殖機能は、その人自身が生きていく上では必要がないわけですから。だからこそ、女性は自分を守らないといけないし、大事にしないといけない。」

「この言葉の意味が、初めてよくわかりました。私は産婦人科医ではなく整形外科医ですが、否が応でも自分が女性であることに対面しなければいけなくなったんです。」

その出来事をきっかけに、医師としてはもちろん、1人の“女性”として、自分の身体を知ることの大切さを痛感していく。

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