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AllAboutガイドがリスペクト プロの流儀-mode-

vol.003

デザイナー・廣川玉枝×SOMARTA(前編)

探究心が紡ぎだす美しきデザイン
廣川玉枝から始まったSOMARTAの軌跡

東京コレクションのなかでも、異彩を放つSOMARTA。SOMARTAを率いる廣川玉枝氏から、彼女がファッションから受けた感動や、現代を生きるデザイナー像を探っていく。

All About「レディースファッション」ガイド宮田 理江さんがリスペクト

世界への飛躍が今、一番期待される日本ブランドです。「ファッション世界遺産」と呼べる日本のニット技術をモードに落とし込んで、芸術性とリアル感を高い次元で両立。デザイナーのブレないプロ意識は、袖を通すたびに誇らしい気持ちにすらさせてくれます。

取材・文/中村桃子 写真/三浦太輔

ものを作ることは、伝えること。伝える力を意識的に養った20代

——それでは、早い段階から、デザインはひとりでは完結しない、という発想をお持ちだったんですね。

学生時代、デザイナーを目指していたときは、一匹狼でいたいとか、自我の強さもあったような気もするのですが……。社会に出てから、失敗をたくさんして打ちのめされて、責任をもってプロダクトをデザインし、商品としてお客様に届けていくという意識が持てるようになってからです。

——具体的に、打ちのめされたことというのは?

コミュニケーションを取るのがあまりうまくなかったんです。デザインというのはものを作って、その意図を第三者に伝える仕事なので、コミュニケーション能力が不足しているのは良くないと20代前半で思いました。

それは日常の積み重ねから来ているのかなと。例えば、お昼ランチにひとりで行くとか、自分の考えを他人とディスカッションしないとか、そういうのって、デザインにとって良くないと思ったのをきっかけに、積極的に人とコミュニケーションをとって、よく喋るようになりました。

しっかりとコミュニケーションをとることで、自分のアイディアをブラッシュアップできたり、職人さんに意思が伝わってクオリティが上がったりと、良いことにつながると思います。

強く、美しい、女性像をイメージさせるドメスティックブランド、SOMARTA。シグネチャーアイテムのスキンシリーズは無縫製ニットをベースに、ファーや刺繍、クリスタル装飾などを駆使し、第二の皮膚とも言うべきミニマルな服の美しさを紡ぎだしている。コレクションのストーリー作りにはじまり、主役の服をつくり、音楽、映像などを加えてSOMARTAの世界観を表現するためにSOMA DESIGNというクリエイティブ集団を抱えている。

News
感じる服 考える服: 東京ファッションの現在形
新しい時代のリアリティを追求しつつ、ユニークなクリエイションを展開している10組のデザイナーの仕事を通じて、現在進行形の日本のファッションデザインの可能性を探る展覧会が、東京オペラシティアートギャラリーから神戸ファッション美術館へ巡回。

SOMARTAでは、ミラノサローネ2008 Canon[NEOREAL]展にて発表した作品“Secret Garden”を主軸に、2つのコンセプトの作品を展示しています。

2012年1月14日(土)〜4月1日(日)
開館時間:10:00 - 18:00(入館は17:30まで)
休館日:水曜日
入館料:(特別展示・ベーシック展示あわせて)
《一般》500円 《小中高65歳以上》250円
お問い合わせ:神戸ファッション美術館
TEL 078-858-0050 FAX 078-858-0058
公式HP:http://www.fashionmuseum.or.jp/museum/index.html

後編(2012年2月4日更新)に続きます

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