シングルのマンション購入

ガイド:大石 泉

マンションの選び方・買い方、資金プランをシングル向けに易しく楽しくお伝えします。

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同じ住居費、買う?借り続ける?

掲載日: 2004年 06月 22日

同じ住居費…あなたは買う?借り続ける?(3) あなたがマンションを買わない訳

今、意中のマンションはありますか?「ひとつに絞りきれてはいないけれど、欲しいマンションの候補はいくつかあるよ」という段階でしょうか。それとも、「マンションなんてまったく考えてもいないわ」という“あなた”なのでしょうか。

ライフプランの相談や家計簿・貯蓄プラン相談、マンション購入の資金相談等では実に様々なご相談をお受けします。「家計簿診断」をしていると「実はマンションが欲しくて、どの支出を削ればよいですか?」というお話しだったり、「老後を考えてマンションを買ったのだけれど、シングルとして今後のライフプランをどのように描けばよいでしょうか」との超長期のご相談だったり。ライフプランのご相談は文字通り人生相談的になることが多いのです。

人生の三大資金のひとつとされる「住宅資金」。家を買おうが借りようが住居費は必要です。親と同居のあなたも、住み続ける限りいつかは自分で実家のメンテナンス代や固定資産税を払う身となることも予想されます。

今回は、「マンションを買いたい」「マンションに住みたい」と考えてはいるものの、もうあと1歩を踏み込めないあなたへ、何がどのようにネックとなっているのかを考えていきたいと思います。そしてできれば、「マンションなんてまったく考えてもいないわ」とお考えのあなたにも何かのヒントとなるような内容であればと思います。

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あなたは買える?


買い物
お洋服を買うだけでも悩んじゃうのにマンションなんて。でもあきらめるのは早い!買えるか買えないか、考えてからにしましょう
自分は、本当にマンションが買えるのかしら。誰かに客観的に判断して欲しいところですね。シングルに限らずほとんどの方が住宅ローンを利用されますが、住宅ローンは長期に支払いが続く借金。10年、20年という長いローンを組んだ経験のないシングルにとって、これはまさに未知の世界。二の足を踏むのは当然です。買えるかどうかのチェックポイントを見てみましょう。

●買えるかどうかのチェックポイント
(1)マンション購入にまわせる貯金が、マンション価格の3割はある
(2)住宅ローンの毎月返済額が、月収の20〜25%以内におさまる
(3)マンション購入に充てた後の貯金が、生活費の半年分はある
(4)住宅ローンの毎月返済額・管理費・修繕積立金・駐車場料・その他の合計と実際の月収でシミュレーションし、これまでの生活との負担差を数字で確認する


いかがですか。買えるかどうかのチェックポイントは、お財布の中身に応じた無理のない返済計画でマンション購入が可能か、ということになります。主にあなたサイドの問題ですね。住宅ローンの頭金により多くの現金を充てれば、それだけ住宅ローンの負担を軽減できます。また、ローンの毎月返済額負担を軽くするには、返済期間を長く設定する方法があります。返済期間を長くすればするほど毎月返済額は減りますが、返済期間が長くなるとそれだけ総返済額負担は増額します。返済計画は慎重に、自分にあったプランを立てねばなりません。他には、そのマンションを買ってよいかどうか、についても考える必要があります。

●買っても良いかどうかのポイント
(1)あなた自身の問題・・・返済計画
(2)あなたとマンションとのマッチング・・・お気に入り度、あなたの希望に合っているか
(3)マンション自身の問題・・・資産価値



不安は、買ったあと


「マンションを買ってよいのかどうかが不安」とは、「買ったあとどうなっちゃうのか不安」 ということに尽きるでしょう。これは“正しい不安”なのでご安心ください。マンションなどという凄いモノを買うのだから、少々の我慢や倹約は覚悟しなきゃ。とあなたは思っているに違いありません。でもその“少々の我慢”ってどれくらいなのかが見えないから不安なのです。先の「買えるかどうかのチェックポイント」(4)でみた、購入する前とした後の生活を数字で把握することが効果的です。お小遣帳や家計簿をつけていない方は、1、2ヶ月でよいので記帳することをお勧めします。

購入前の住居関連費(家賃・共益費・駐車場料他)と購入後の住居関連費(住宅ローン・管理費・修繕積立金・駐車場料・固定資産税・都市計画税等)がほぼ同じであれば、これまでの生活レベルを維持できることとなりひとまず安心です。現在、親と同居などで家賃を支払ってない場合は、〔月収―基本生活費=残金〕の残金のうちいくらまで、住居費にまわせるかを試算してみましょう。まったく残金がない場合は、基本生活費の中に、必要以上の娯楽費・食費・被服費・電話代が含まれていないか、普段の生活を見直ししてください。それでも残金が出なければ、まだ買う時期ではないのかもしれません。はじめての一人暮らしで、生活費のイメージが掴めない方は、母親に聞く、一人暮らしの知人に聞く、など参考数値の情報を収集してくださいね。

次ページでさらにみてきましょう。
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