環境を考えた住まい

ガイド:塩 将一

太陽光発電システムなど住宅商品の技術研究員。一級建築士として住宅設計にも携わる。

提供:セキスイハイム

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掲載日: 2008年 11月 28日

太陽光発電の損益分岐点【2008年版】

塩さんイメージ
全3回シリーズで、太陽光発電の損益分岐点を試算します!
以前「太陽光発電は、何年で“もと”がとれるの?」という皆様の疑問を解くべく、太陽光発電の損益分岐点を試算しました。しかしそれから5年が経過し、太陽光発電をとりまく状況も変化しました。そこで現時点の状況から、改めて太陽光発電がお得か否かを検証してみたいと思います。それでは、全3回でお届けします「太陽光発電の損益分岐点」について、ぜひご一読下さい。

太陽光発電・損益分岐の計算方法

太陽光発電の導入を検討する際に、関心が高い項目は「設備が高くて、もとがとれないのではないか」ということ。そこでまず「何年でもとがとれるのか?」について検証していきましょう。試算方法は前回同様、『初期購入価格』『メンテナンス費用』などの支出が、導入により『削減される光熱費』の何年分で相殺されるか、を計算します。要するに、電力会社に払わずに済んだ電気代が、太陽光発電の機器を買った金額になるまでに、何年かかるかを算出すれば良いわけです。これを計算式にしますと・・・

(初期費用+メンテナンス費用)÷年間の削減光熱費=償却年数
となります。それでは、それぞれの具体的な数値についてみていきましょう。

■初期費用
「太陽光発電」の導入にかかる初期の必要経費は、太陽光発電の設備一式とそれらの設置工事費となります。以下が、太陽電池モジュールとその他周辺設備です。
 (1)パワーコンディショナー
 (2)コントロールパネル
 (3)屋内分電気版
 (4)売電買電メーター

現在、新エネルギー財団のHPによりますと、平成19年度のシステム平均価格は
 新築【57.1万円/kW】
 既築【74.1万円/kW】  となっています。

新築の場合、太陽光発電の設置工事を建物の工事と同時に行うので「仮設工事・足場・分電盤・配線」など、やり替えの工事費用が不要になり、システム価格が既築より安くなっています。また、太陽光発電を設置する際には、平成20年度から再開される経済産業省の補助金制度や地方自治体での補助金制度を利用することができます。これらの制度を利用することで、初期費用を安くすることができます。

【参考サイト】新エネルギー財団


■メンテナンス費用
次に、メンテナンスが必要となるアイテムは...
(1)太陽光パネルで発電した直流電流を交流に変えるパワーコンディショナー(10年〜15年で交換または補修が必要)
(2)余剰電力を電力会社に売却するためのメーター など

これらの費用は、地域・設置の条件により異なり、また10〜15年後の価格を予想することは困難なのですが、今回の損益分岐の計算では【30万円】のメンテナンス費用がかかるものとして計算します。



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