ストレス

ガイド:大美賀 直子

不安や過労などの「悪いストレス」をためずに心身共の健康を提案する情報サイト。

 

掲載日: 2006年 06月 07日

「ガンバレ」の一言が嬉しいとき、辛いとき

自殺者3万人超の現実も
行き過ぎた「ガンバレ」のせい!?

ガンバリズムに疲れた
がんばった末に、何が得られるのか?
「がんばれば、なんとかなる」
「もっともっとがんばって!」

など、日常会話に「ガンバレ」を多用していませんか?人を励ますための定番ワードですが、使い方を間違えてトラブルを招いているケースをよく見かけます。

昔「ガンバリズム」という言葉が流行りました。戦後の復興期を経て、高度成長に邁進した時代には、この言葉の効き目は絶大でした。がんばることで、豊かな生活や明るい未来が開けることが信じられてきたからです。したがって、高度成長期を体感した人は、今でも「ガンバレ」という言葉をよく使うのではないでしょうか?

しかし、バブル崩壊を期に、「ガンバリズム」の価値観もまた崩壊しました。「本当の豊かさとはなにか」が問われ始め、がんばる目的を見失う人が多くなってきたからです。

また近年ではさらに、「がんばることのリスク」もある、ということが分かり始めました。先日、警察庁から自殺者数が発表されましたが、1998年から自殺者3万人台がもう8年も続いています。自殺者に多いのがうつ病を罹患しているケースですが、行き過ぎた「ガンバリズム」によってもたらされたり、悪化させられることが少なくありません。

反対に、「ガンバレ」が功を奏す瞬間も、もちろんあります。では、どんなときがNGで、どんなときがOKなのでしょう?


こんなときに「ガンバレ」と
言ってはいけない!

「ガンバレ」が“刃”になるときもある
「ガンバレ」が“刃”になるときもある
まず、「ガンバレ」NGケースについて考えてみましょう。こんなときに、つい、「ガンバレ〜!」と言っていませんか?

1) 元気がなく、疲れているとき
2) 遅刻が増えたり、会社や学校に行きたくないように見えるとき
3) 何かに失敗したあと
4) 病気療養中
5) 失恋や死別のあと

このように、相手が落ち込んでいるときに何気なく「ガンバレ」という言葉をかけてしまうことはないでしょうか?

でも、それは逆効果なのです。自分の力ではどうしようもない事態に直面したとき、また、気力が湧き出てこないときに表面的な応援メッセージを受けると、途端にむなしさを感じます。「わかってもらえてないな」と孤独を感じたり、「がんばれない自分はダメなのかな」と自己否定感を強くしたりします。(⇒「うつ」の人にタブーな言葉

では、どんなときに「ガンバレ」は有効なのでしょう?次のページでみていきましょう。

次のページでは、「ガンバレ」が嬉しいケースについてご紹介します。>>次のページへ

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