掲載日: 2006年 05月 30日
「児童虐待」してしまう心理とは?
児童虐待ってどんなもの?
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| 暴力だけではない。意外にもあんな行為も虐待に! |
では児童虐待の具体的な内容とは、どんなものでしょう?「児童虐待防止法」では、保護者によって行われる以下の4つの行為を「児童虐待」と定義しています。
●身体的虐待
殴る、蹴るなどの暴力 タバコの火などを押しつける 逆さ吊りにする 冬戸外に長時間しめだす など
●性的虐待
性的いたずら 性的行為の強要 性器や性交を見せる ポルノグラフィーの被写体などを子どもに強要する など
●心理的虐待
無視、拒否的な態度 罵声を浴びせる 言葉によるおどかし、脅迫 きょうだい間での極端な差別扱いなど
※子どもの目前での配偶者に対する暴力(ドメスティックバイオレンス)が子どもに著しい心理的外傷を与えるものであれば、これも含む。
●ネグレクト(養育の放棄又は怠慢)
適切な衣食住の世話をせず放置する 病気なのに医師にみせない 乳幼児を家に残したまま度々外出する 乳幼児を車の中に放置する 家に閉じ込める(学校等に登校させない)など
※保護者以外の同居人による身体的・性的・心理的虐待と同様の行為を保護者が放置することも含む。
参考:『みんなの力で防ごう児童虐待』(東京都リーフレット)
こうした児童虐待を受け続けると、子どもにはどんな影響が現れるでしょう。
ひとつには、身体発達の遅れがあります。また、心に大きなダメージを受けて情緒不安定やうつ状態になったり、心の傷がトラウマとなって自己否定感を強く持ったり、何かに強く依存したりと、その後の人生にも色濃く影響を及ぼすことも少なくありません。
どうして虐待してしまうの?
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| 過去の傷や風評は気にするなかれ。いまの心の状態に目を向けよう |
1位) 経済的な困難
2位) ひとり親家庭
3位) 夫婦間の不和
4位) 育児疲れ
5位) 親族・近隣・友人からの孤立
一般に、「虐待を受けた人は、子どもにも繰り返す」という世代間連鎖が信じられてきましたが、この白書によると生育歴のなかで被虐待経験を持つ人は約1割にすぎません。
また、「望まれずに出生」や「女性の社会進出」も虐待につながりやすいと考えられてきましたが、こらも高い値を示していません。つまり、過去の傷や風評に惑わされて、育児を恐れたり自信をなくす必要はないのです。また、こうしたことを理由に「だから、あの人は虐待するかも」などと先入観を持つのは、まったくの間違いです。
それよりも、現在の育児状況における不安や孤独、孤立といった問題が、虐待に大きく影響していることがわかります。「いまの心の状態」にしっかり目を向けることが大切なのです。
「私もいずれしてしまうかも!?」
それが児童虐待
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| 育児による「あの苛立ち」が、エスカレートするのが虐待 |
疲れがたまっていると叱るときの語調が強くなったり、いつもは気にならない子どもの行為にもヒステリックに反応してしまう、ということは親なら誰でも経験しているのではないでしょうか?
虐待をしてしまうのは、その人が特別だからではありません。八方ふさがりの状況のなかで育児をしていると、子どもの行為に過敏に反応しやすくなってしまうことが発端なのです(性的虐待の場合を除く)。
だからといって、児童虐待は容認していいわけではありません。子どもの心の傷は、人生に大きな禍根を残す元凶となるからです。
悩んでいる人は
一人にならない、一人にしない
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| 悩んでる人に寄り添ってあげるのが、虐待から救う道 |
そして、一緒に解決していく道を考えたり、保健センターや児童相談所についていってあげて、解決の糸口をさぐるための援助をしてあげましょう。とにかく、悩んでいる人を「一人にしない」ことを、忘れないでください。
そして、当事者も悩みをけっして一人で抱え込まないこと。あなたの悩みを批評しないで、真剣に受け止めてくれる友だちに話を聴いてもらいましょう。また、自治体の悩み相談を利用すると、自治体からのさまざまなサポートを受ける手がかりにもなります。それも敷居が高いようなら、まず電話相談によるカウンセリングなどを利用してみるのもひとつの手です。
参考ホームページ
厚生労働省「児童虐待防止対策・DV防止対策」
東京都福祉保健局ホームページ





