メンタルヘルス

ガイド:中嶋 泰憲

私達の生活に必要不可欠であるメンタルヘルスの知識を幅広く紹介します。

 

掲載日: 2007年 05月 27日

出産後の緊急事態……産褥精神病

産褥精神病とは?
女性ホルモンは生理学的に女性を女性らしくしますが、心の病気の発症に関係する事があります
出産後、一時的に気分の落ち込む、マタニティー・ブルーは多くの女性が経験します。出産後は、体内の女性ホルモンが急激に変化し、生活環境からの相当なストレスがあり、心の病気にとって危険な時期です。

出産後、うつ病になってしまう「産後うつ病」は10%位あり、1000人に1人位の割合で、直ちに治療を受ける必要のある「産褥精神病」になる事があります。今回は産褥精神病についてお話したいと思います。


出産後、現実を見失ってしまう

産褥精神病では、出産後、現実と非現実の境界を見失ってしまうのが特徴です。以下に例を挙げてみます。

妊娠後、夫が海外に長期間、出張することになってしまい、出産を夫なしでこなさなくてはならなくなった女性。妊娠中、不安を覚えることが多く、気分も落ち込みやすくなり、また、「夫は不倫しているのではないか」といったように疑い深くなってしまいました。出産後、昼夜を問わず、子供の世話をしているうちに、睡眠のリズムが崩れ、眠れなくなってしまいました。やがて、「他人が自分の子供に危害を加えようとしている」といった妄想が生じ、また、声が聞こえてくるようになったのです。

妊娠、出産、子供の世話を夫のサポートなしでこなさなくてはならない、この女性のように、精神的にも肉体的にも大きな負担がかかる時は、産褥精神病が発症してしまう事があります。

>> 次に産褥精神病の症状をまとめ、その問題点について述べます>>

関連用語: うつ病 / 

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