病気事典
つわりとは、妊娠中に起こる悪心や嘔吐といった、消化器官を中心としたトラブルのこと。妊娠すれば少なからず起こる症状で、妊婦の50〜70%が体験する。
胃のむかつきや吐き気のほか、頭痛や眠気、めまいなどの症状がみられ、個人差が大きいのが特徴。胎盤形成時に発生するホルモンが関係しているといわれるが、はっきりした原因は解明されていない。すべての人に共通した対処法があるわけではないが、適度に気分転換をする、食べたいときに食べるなど、体調に合わせて生活すると症状が緩和される場合がある。
妊娠5〜6週ごろから始まり、15〜16週までには治まるのが普通だが、全妊婦の1%程度が、症状の悪化で日常生活に影響を及ぼす「妊娠悪阻(にんしん・おそ)」になるといわれている。常に吐き気があり、水分や食べ物を受け付けず、体重が5kg以上減ってきた場合には、速やかに病院に行き、適切な治療を受ける必要がある。