家庭の医学

ガイド:西園寺 克

生活に密着した、健康・医療・美容などの旬の情報や定説を解説いたします。

 

掲載日: 2003年 07月 14日

血液が行かずに最悪は腐った手足の切断手術! 喫煙男性要注意!"バージャー病"

値上がりを良い機会に禁煙のススメ

煙草がまた値上がりしてしまいましたね。値上がりのたびに禁煙を考えた方も多いと思います。以前呼吸不全で死なない為に禁煙を!とCOPDについて紹介させて頂きましたが、今回は20〜40才の喫煙男性の動脈が詰まってしまい、最悪は手足の切断手術が必要になる煙草病のバージャー病をご紹介いたします。

値上がりを良い機会にご自身の健康と、愛するご家族や、恋人のために禁煙しませんか?


バージャー病の症状

煙草病のバージャー病。耳慣れない言葉かもしれませんが、日本に1万人ほどの患者さんがいるといわれています。

バージャー病の患者さんの症状としては、1.神経症状、2.血行不良による障害、3.下肢では歩行に関連した痛みが起こり、最悪手足の切断手術が必要になります。

◆バージャー病の症状◆
1.神経症状指趾の冷感、しびれ感、安静時疼痛があります。
2.血行不良皮膚の蒼白化、皮膚の潰瘍(皮膚の欠損)、指の壊死、最悪は手足の切断手術
3.下肢安静時とは別に、歩行と関連して、長い距離を歩くと足が痛くなり、ひと休みすると再び痛みが軽くなります



バージャー病は動脈の病気です

バージャー病は動脈の病気です。特に四肢(特に下肢)の太い動脈に炎症が起きます。炎症が起きるとその部位で血液が固まったり、動脈の壁が厚くなったりして、結果的に血液の流れが悪くなります。これを閉塞性動脈炎と呼びます。静脈でも走行にそって炎症が起きることがあります。
簡単にいうと手足(特に足)へ血液を送る動脈が詰まってしまう病気です。


バージャー病は第ニの煙草病

慢性閉塞性呼吸障害(COPD)を第一の煙草病とするならばバージャー病は第二の煙草病というべき病気です。ただしCOPDと異なり、男女比は10:1で男性に圧倒的に多い病気です
20〜40才の比較的若い喫煙男性に発症します。ここが動脈硬化による他の血管の病気と異なる点です。


禁煙だけが難病バージャー病の予防・症状改善方法

バージャー病は公費負担のある難病指定を受けています。しかし、この病気実は本当の原因はまだわかっていません。

とはいっても、煙草は増悪因子(病気を悪化・進行させる原因)で、煙草を吸わない人にはほとんど起きないので、禁煙がバージャー病のもっともよい予防方法という事になります。

バージャー病の進行を止めるには禁煙が絶対的に必要です。本人が禁煙しても周囲の人の喫煙(受動喫煙)も症状を悪化させます。受動喫煙の予防には周囲の人の理解が必要ですね。

愛煙家の方!!バージャー病慢性閉塞性呼吸障害(COPD)について知ってもまだ喫煙を続けますか?

この記事について愛煙家の方々の御意見をお待ちします!

掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます。