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| 第26回:「エアチケット」ガイド 鳥海 高太朗 |
2005年11月15日
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| 「All About」を支える約300名のガイド。ガイドは一つのテーマに一人だけ。厳しい審査を何度も通りぬけ、そのテーマのナビゲーターとなる。彼らがそのテーマに魅せられた理由とは?All Aboutを通して発信したいこととは何なのか?このインタビューでガイドたちの素顔に迫ります。
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| Photo by Hideo Matsumura |
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| 編集長インタビュー第26回は、「エアチケット」ガイドの鳥海 高太朗さん。チケット情報に詳しくなったきっかけや、鳥海さん流の海外旅行の楽しみかたをうかがいました。 |
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| ■「ひとりでも、行きたいところへ行ける」 |
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| そう知ったとき、自分の世界が広がりました。 |
- 森川:
いつも最新情報満載の記事をお届けしてくださいますが、鳥海さんがエアチケット情報に強くなったきっかけは何だったのですか?
- 鳥海:
もともとのきっかけは留学経験ですね。大学生時代にイギリスへ渡って、エジンバラの学校へ通っていたんです。そこで、休暇を利用して旅行することが多かったので、いろいろなチケット入手方法を試すうちに、自然と知識が身につきました。
- 森川:
留学経験で、いろいろ影響を受けたり、変化はありましたか?
- 鳥海:
はい。いちばんの変化は、自分の世界が広がったことですね。「ひとりでも、行きたいところへ行けるんだ」とわかったんです。留学中は、ヨーロッパの国々へ行きました。毎週金曜日は授業が午前中で終わるので、下宿先へは戻らずに、学校からそのまま空港へ向かって。イタリア、スペイン、北欧などへ足を運びました。
- 森川:
週末はいつも、ショート・トリップを楽しんでいらしたんですね。下宿先では「鳥海さん、いつもいないわね」って言われてたでしょうね。
- 鳥海:
そうかもしれません(笑)。当時は、いつも次の旅の予定を立てていましたね。いまでも旅行は大好きですし、仕事でも飛行機に乗る機会が多いんです。その経験で得られる知識を活かして、旅行ブログ運営やメールマガジン配信を始めました。
- 森川:
年に10回以上は海外へ行かれるということですから、ほぼ月1回のペースですよね?
- 鳥海:
そうですね。ことし1月にはハワイ、香港、北京と、合計3回、海外へ行きました。飛行機に乗る機会が多いので、お得なチケット入手方法をいつも検討しています。
- 森川:
鳥海さんご自身の、チケット選びの基準はなんでしょうか?
- 鳥海:
料金で選ぶか、マイレージで選ぶか。この基準で考えると、ある程度、一定の航空会社に絞られてきますね。ひとむかし前ならば、行き先が決まったら、いちばん料金が安いチケットを選べばよかったんだと思うんです。
でも、いまはマイレージで受けられる特典も考えないと、本当にお得な選び方はできません。マイレージの登場が、エアチケットの選び方を変えたと言ってもいいでしょうね。
もうひとつ、サービスも重要な判断基準ですね。航空会社によって、サービスが全然違いますから。それに、飛行機に乗ってしまえば、通常価格のチケットでも、格安チケットでも、受けられるサービスは同じ。だったら、乗ったときの快適さで選びたいですよね。アテンダントの応対、食事、シート、ラウンジの居心地などの要素をすべて含めての「サービス」で、航空会社やチケットを選ぶという視点も大事だと思います。
- 森川:
鳥海さんは、チケットはやはりオンライン予約で手配なさるんですか?
- 鳥海:
はい、チケットもそうですし、ホテルも予約サイトで手配しますね。チケットの取り方は、滞在日数などで数パターンを使い分けています。マイレージもそうですが、インターネットの登場も、チケットの入手方法、そして個人旅行のあり方を変えた要因ですね。
往復のチケットも宿泊先も、インターネットで簡単、手軽に手配できるようになったこと、これは大きいですね。個人でも、自分の希望にあった、いちばんお得な方法をアレンジできるようになったわけですから。これからは、団体旅行は旅行会社で、個人旅行はインターネット上のオンラインショップで予約する、という流れになっていくと思います。
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| ■同じ国をちょくちょく訪ねて |
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| その都市の表情の変化も楽しみたいです。 |
- 森川:
エアチケット情報におくわしいのは、やはり旅行がお好きだからでしょうね。
- 鳥海:
そうですね、じっとしていると落ち着かなくなるくらい、旅行は大好きです。国内旅行も好きですが、海外旅行は、日本と違った環境で過ごせることに魅力を感じます。ふだんとは違う場所・環境にいるからこそ出てくる発想があると思うんですよ。その意識があれば、同じ都市に何回行っても、常に新しい発見があります。
たとえばフランス、パリのカフェめぐりは、何度行っても飽きないですね。もちろんコーヒーの味も絶品なんですが、パリの街で飲むからこそおいしい。その国や都市の雰囲気を楽しむのが好きなんです。
- 森川:
観光地めぐりも楽しいですが、街の雰囲気をゆったり感じる旅行も素敵ですね。
- 鳥海:
そうですね、それから、その国や都市のいろいろな表情を知りたいんです。だから1度の旅行であまり長い滞在はせず、3泊4日くらいの旅程を組んで、何回も行くようにしています。一生に1度だけその国へ行くよりも、ちょくちょく行って、変化を感じるほうが楽しいと思うんですよ。
もうひとつ、海外旅行でうれしいのは、訪問記録がパスポートに残ること。ときどき、パラパラと眺めるのが楽しいんです。僕の宝物ですね。
- 森川:
確かに、1度だけの訪問では味わえない部分もありますよね。……「味わう」と言えば、鳥海さんの旅行の楽しみにはもうひとつ、「食べ歩き」もあるんですよね。
- 鳥海:
はい、世界遺産を見るよりも、まずその国のおいしいものを食べたいです(笑)。食べること第一優先で選ぶなら、香港がいちばん好きですね。年に1度は必ず行っています。屋台料理や飲茶(ヤムチャ)、北京ダック……。毎回、絶対行きたいお店には必ず行きますが、必ず新規開拓もしています。
- 森川:
それなら、行くたびにまた次回の楽しみが増えますね。他に食べ歩きのおすすめの国はありますか?
- 鳥海:
たくさんありますが……(笑)。スペインの、バルセロナやマドリードの市場めぐりもいいですね。1kgあたり2万円くらいの高級生ハムを、50gくらいだけ切ってもらって、パンにはさんで歩きながら食べたり。
- 森川:
わぁ、贅沢……。こんど海外へ行くときは、鳥海さんにおいしいお店をお尋ねしないと!
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| ■知っている人だけが得をしているのが現状。 |
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| よりお得な情報を、より多くの人に伝えていきたい。 |
- 森川:
いろいろな旅の楽しみ方をご存知な鳥海さんが、「エアチケット」のガイドを志望なさった理由は何ですか?
- 鳥海:
もともと、読者としてAll About内のいろいろなサイトから、楽しく知識を得ていました。一方で、自分のブログでは旅行情報、とくにエアチケットの情報を発信していましたが、「もっと大きな舞台で、より多くの人に伝えたい」との思いもありました。だから「エアチケット」のガイド募集を見たとき、迷わず応募したんです。
- 森川:
読者の方からはどんな反応が寄せられていますか?
- 鳥海:
書いた記事についてのご質問や、感想、お礼のメッセージが多いですね。感想をいただくと喜びと手ごたえを感じますし、新たな発見もあります。別のテーマを書くために、前提の基礎知識としてお伝えした部分に、「そんな便利なこともあるんですね!」と感激していただくこともありまして。「ああ、こういう基本もしっかりお伝えしなければ」と気づいて、新しい記事の書き方、情報の伝え方を考えるヒントになりますね。
- 森川:
「エアチケット」情報の新しい伝え方とは、どんなものになるのでしょうか?
- 鳥海:
誰もがメールやwebサイト閲覧を手軽にできる時代になりましたが、それでもまだ、チケットのオンライン予約などは、慣れていない方にはどうしても壁のようなんです。「やったことがない」「難しそうだ」という不安があるようで。でも、そんなことはなくて、本当に簡単に利用できるんだ、ということを伝えたいですね。たとえば、PCにまだ不慣れな方に向けて、エアチケット予約のためのPC操作法なども展開したいです。
- 森川:
今後、ガイドとしていちばん伝えたいことはなんですか?
- 鳥海:
「インターネットで旅はもっと楽しくお得に」、そして「より多くの人に、よりたくさんの情報をお伝えしたい」ということですね。せっかくお得なサービスがあっても、知っている人だけが得をして、知らない人はそのまま、という残念な状況が多すぎるんです。
もとは1回分の旅行予算で2回行ける、あるいは滞在ホテルをランクアップしたり、もう1泊できるくらい、お得な情報はたくさんあるんです。それが、情報に乗り遅れたために、乗れるはずの飛行機にも乗れなくなってしまうんです。
特定の人だけが知っている情報を、もっと多くの人にお知らせすること、知るためのノウハウをお伝えすること。それがガイドとして心がけている、もっとも重要なことですね。
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