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「男のみだしなみ」ガイド:首藤 眞一良

第32回:「男のみだしなみ」ガイド
首藤 眞一良

2006年05月15日


「All About」を支える約300名のガイド。ガイドは一つのテーマに一人だけ。厳しい審査を何度も通りぬけ、そのテーマのナビゲーターとなる。彼らがそのテーマに魅せられた理由とは?All Aboutを通して発信したいこととは何なのか?このインタビューでガイドたちの素顔に迫ります。

姿勢は、心の鏡であり、美の基本。美しさにこだわるからこそ、心も健康でありたい。

「男のみだしなみ」ガイド:首藤 眞一良
「男のみだしなみ」ガイド:首藤 眞一良

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右:「男のみだしなみ」ガイド
首藤 眞一良/
左:編集長 森川 さゆり

編集長:森川さゆりと「男のみだしなみ」ガイド:首藤 眞一良

Photo by Hideo Matsumura


ガイドインタビュー第32回は、「男のみだしなみ」ガイドの首藤眞一良さん。ファッションブランドや化粧品のマーケティング・PRを生業とする中で、見い出した男のみだしなみ。女性だけでなく、男も、いえ、男だからこそみだしなみを整えて日々を過ごして欲しい。そうすれば、もう少し女性にモテる、もう少し心に余裕が持てると語ります。世の男性陣のみなさま、必読です!

強い思いを抱いて、いざニューヨークへ!

マーケティングで花を咲かせるために

「男のみだしなみ」ガイド:首藤 眞一良

森川:
現在はニューヨーク在住と伺いましたが、PRのお仕事をされていらっしゃるのですか?
首藤:
ニューヨークに住んで、早8年が経ちましたが、移住前からマーケティングとPRの仕事をしています。そのジャンルは主にファッションブランドと化粧品です。
森川:
ニューヨークでお仕事をしようと決断したきっかけはどのようなことだったのですか?
首藤:
マーケティングの仕事は大学を卒業してから、現在に至るまで携わっているのですが、時計ブランドのオメガへの転職がひとつのきっかけでした。当時、ヨーロッパ人の上司に「マーケティングの仕事をしていないのに、どうして広告の仕事ができるんだ?」と言われまして。社会人になってから、マーケティングやPRの本を読んで勉強をしていましたが、本格的な勉強はしたことがありませんでした。そこで、勉強するために大学院に行ったんですね。その後もファッションブランドのヒューゴ・ボスとかプラダなど外資系の企業で仕事をしましたが、やはり大学院でマーケティングの勉強をして、さらにMBAを取得したおかげか、どちらの企業でもその道のプロだということで認めてくれましたね。
森川:
学校に戻って勉強し直したいと決断したのは、会社に促されたわけではなく、首藤さんご自身の判断ですよね?
首藤:
もちろん、そうです。もしも日本の企業で働いていたら、学校には行ってなかったと思います。偶然にも外資系の企業にいたことがきっかけとなっていますね。実は外資系企業では、マーケティングの仕事をしている人のほとんどがアメリカの大学を卒業して、しっかりとマーケティングの勉強をしている人が多いんですよ。僕自身、大学でマーケティングの勉強していないことに対して特別なコンプレックスは抱いていませんでしたが、マーケティングの勉強をしたという後ろ盾があればいいなとは思っていましたね。
森川:
では、学校を卒業されてから仕事の拠点をニューヨークに移したのですか?
首藤:
それが、違うんですよ。卒業後は、ファッションブランドのヒューゴ・ボスでマーケティングとPRマネージャーを兼務していました。ただ、次第に自分の仕事に対して疑問を抱くようになりましてね。というのは、ヒューゴ・ボスジャパンは、ドイツ本社の100%子会社でして、業務を連動する企業だったんです。たとえば、日本とヨーロッパとでは気候が全然違いますよね。湿度の違いが大きな差を生むのですが、ヒューゴ・ボスのスーツには1年を通して、裏地がついているんですね。でも、湿度が高い日本では、夏場のスーツとしては暑い。裏地があるスーツと裏地がないもの。そのどちらが日本の夏場に売れるかと言えば、後者ですよね。そういったことを、本社に懇々と一生懸命説得したりしているうちに、どうせなら、本社でマーケティングがしたいと心から思ったんですよ。幸いなことに英語がそこそこ話せましたので、そのことが決定打となり、ヒューゴ・ボスジャパンを辞めて、ニューヨークに行こうと決心しました。
森川:
なかなか真似ができない、素晴らしい行動力ですね。
首藤:
今考えると、本当に無謀なことをしたと思いますね。荷物は段ボール3箱でした(笑)。しかも、現地での仕事が決まっていたわけではないのに、ニューヨークに飛んでしまったんです。でも、たまたま運が良かったのか、現地に行ってからすぐに、とあるヘッドハンティングの企業から連絡をもらいまして、プラダが化粧品を立ち上げるということで、声をかけていただきました。それを機に、いまもマーケティングの仕事を含め、ニューヨークの新しいブランドをひとりでも多くの日本人に知っていただくために仕事をしています。

みだしなみは“できる男”のシンボル

みだしなみを整えることは、自分を売り込むプレゼンテーションの基本

「男のみだしなみ」ガイド:首藤 眞一良


森川:

やはり、ファッションのお仕事に長年携わってこられたということで、みだしなみも意識されていたわけですよね?
首藤:
そうですね。アメリカ、特にニューヨークでは、みだしなみに気を遣っていないと、“できない男”として見られてしまいがちですね。アメリカ人全員がそうではありませんが、少なくともニューヨーカーに関しては、スポーツクラブに通い体型管理をしたり、スーツやシャツ、ネクタイにおいてもこだわりを持ってセレクトしています。もちろん、スキンケア関係の化粧品も、自分が好きなもの、肌に合うものを見極めてセレクトしています。ニューヨーカーにとっては、その全てにおいてがみだしなみという認識ですね。
森川:
みだしなみはビジネスマナーのひとつとしても考えられているのですね。
首藤:
本当にそうだと思います。外見だけで判断してしまう風潮は良くないことだと思いますが、外見はプレゼンテーションのとっかかりになりますね。ですから、ニューヨーカーは自分を売り込むプレゼンテーションが日本人に比べて上手だと思いますよ。
森川:
外見は、その人の空気感というか、パーソナリティが滲み出ますからね。中身だけで勝負っていうこともないんでしょうね。それにしても、首藤さんの記事では口臭や体臭などの臭い系の記事が特に人気ですよね。やっぱり、男の人は気にしているんでしょうか?
首藤:
みんな気にしていると思いますよ。臭い系ももちろんですが、もっと基本的なことも知りたいと思っている人が大勢いらっしゃるんじゃないでしょうか。たとえば、髭の剃り方とか、ネクタイの締め方とか。そういうことって、知っていて当たり前のようになっていますけど、誰も教えてくれないんですよね。みだしなみの基本的なこと、知りたいと思っていたポイントをくすぐるようなサイトにしたいと心がけています。
森川:
実は、以前パリに行ったことがありまして、その時カフェで通りを歩くパリジャンを眺めていたんですね。通り過ぎていくパリジャン全員が格好良く見えるんですね。その理由は、きっと姿勢が良いからだと感じました。
首藤:
それはあるかもしれませんね。姿勢が良いと堂々としているように見えますし。あとは、サイジングが体型に合っているジャケットやスーツなどを着ているため、余計に姿勢が良く見えたのかもしれませんね。一概には言えませんけど、胸板がそれなりにないと似合いませんし。
森川:
そういう意味で言うと、日本人はサイズが合ってない人が多いですよね。ジャケットやスーツに着られている感があると言いますか…。
首藤:
でも、日本人であっても、サイジングを合わせれば、パリジャンにも引けを取らないくらい格好良く着こなせると思います。どうしても海外ブランドのサイズは、大きめなので、日本のブランドの方が良いと思いますが。それでも、昔に比べたら、若い人を中心に、おしゃれにスーツを着こなしている日本人は増えていると思いますよ。

みだしなみの時間を作ることが、モテる男の近道

外見をきれいにしてこそ、心に余裕が持てる

「男のみだしなみ」ガイド:首藤 眞一良

森川:
男性に向けて、ここをこうするとよくなるとか、みだしなみのポイントを教えてください。
首藤:
少しでもいいから、みだしなみを整える時間を毎日持つことですね。となると、みだしなみを整えるのは朝になると思いますが、いつもよりも30分早起きすることをおすすめしたいですね。なにしろ、時間を作らないことにはみだしなみを整えることはできませんし。ただ、早起きができないという人が多いんですけどね(笑)。
森川:
「朝起きてから、10分で出社できる!」って、自慢気に話している人って、たまにいますよね(笑)。
首藤:
みだしなみを整える時間を持つことで、もちろん、外見がきれいになります。でも、それだけじゃないんですよ。朝起きてから、洗顔して、ヒゲを剃って、身なりを整えて出勤すると、寝坊して身支度もそこそこな時よりも、1日を清々しい気持ちでスタートできます。心に余裕を持てたり、自信を深めることができますからね。
森川:
みだしなみを整えることは、モテるとか、格好良くなるということにつながると思いますが、そのためには日々の生活の中で自分がキチッとしていることが大切ですよね。
首藤:
それと個人的な希望ですが、日本人も自分の好きなものを数種類の中からセレクトして使ってくれるようになってくれたらいいなと思っています。日本人の場合、ヒゲ剃りのシェービングクリームやスキンケアクリームなど男性化粧品を自分で選ばず、奥さんや彼女に買ってきてもらう人がほとんど。自分で買う人はごくわずかですね。少しずつ変わりつつありますけど、まだまだですね。
森川:
流通での変化という点では、たとえば伊勢丹は男性化粧品のコーナーが充実していますよね。
首藤:
あとは、雑誌のLEONで“ちょいモテ”と謳っていることも、男性の意識に影響しているのかもしれません。“ちょい”ということで、リアリティがありますし、チャレンジしてみようと思いますからね。雑誌の情報やお店などをきっかけにして、アメリカ人のように、みだしなみを整えるためにお金と時間をかけてくれればいいなと願っています。そのためにも、ユーザーの心の琴線に響くような記事をどんどん発信していきたいですね。
首藤さんがよく利用するAll Aboutのサイト

次回の編集長インタビューは【共働きの出産・子育て】ガイドの大葉 ナナコさんです。