筋トレ・筋肉トレーニング/ストレッチ・エクササイズ

3分で体ケア! オフィスで前屈改善

肩凝りや腰痛、トレーニングフォームが上手く作れない原因の一つに前屈ができない事があります。そこで、オフィスでも3分で出来る前屈改善プログラムをご紹介致します。

執筆者:柴田 明

腰痛や肩こりをお持ちの方に質問です。前屈で指は床に手がつきますか?膝が曲がる、手が床につかないという方は、これは背中や腿裏の筋肉が緊張している状態です。でも安心してください!1日3分のストレッチで十分に柔軟性を向上させる事ができます。

トレーニングしている方も前屈がうまくできないと、腰を痛めたり、いいフォームを作れなかったりしますので、是非チェック&ストレッチしてください。

座っている時の腰の負担は中腰とほぼ同じ

姿勢
腰にかかっている負担は中腰と座っている姿勢ではほとんど変わりません。
背中の張りは日常生活の思わぬところにあります。普通に立っている状態で腰にかかるストレスを1とすると、腰を曲げて中腰の姿勢では1.5倍、イスに座っている姿勢では1.4倍のストレスが腰にかかります。

座って仕事をしている状態は、中腰の姿勢でいたのと変わらないぐらい、腰にストレスがかかっているのです!

背中が硬いと体全体が緊張する

抗重力筋
抗重力筋が一か所でも緊張していると、体は縮こまります。
腰にとって負担がかかる姿勢が続き、背中周りの筋肉が硬くなると、全身が縮こまってしまいます。

右の図の左側をご覧になってください。例えば背中の筋肉が張っていると、立っている時に重力に対抗して力が入る筋肉(抗重力筋)に姿勢の維持+αの力が入ってしまい、腰が丸まるのに加え、膝が曲がり、腰だけでなく、ふくらはぎや腿裏まで張ってしまいます。

逆に背中の緊張だけ取っても、ふくらはぎや腿裏が張っていると背中も張ってしまいます。前屈は今までご紹介した主な筋肉を全てストレッチできるので、効率の良いストレッチと言えます。

トレーニング効率を上げるために前屈は重要

ダンベルベントオーバーロウイング
前屈ができないと、背中が丸まり腰に負担がかかります。
腿裏の筋肉が硬いと、トレーニングする時の背中のアーチが作れず、正しいフォームができない事もあります。

例えば右の写真のベントオーバーロウングでは、上半身を前傾したまま、背中を張る事ができません。膝が曲がったり、背中が丸まります。腿裏の筋肉が硬いと前傾姿勢を取ろうとした時に、上半身を真っ直ぐ伸ばしたまま前に倒せる範囲が狭くなるので、背中を丸めて上半身を前に倒すような動作になってしまうからです。これでは腰を痛めやすいだけでなく、背中の筋肉をうまく使う事ができません。

前屈ができないと、腰痛や肩こりなどの背部痛に悩まされやすいだけでなく、トレーニング効率も下がるという事ですね。

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