肝臓・すい臓・胆のうの病気/胆石症・胆のう炎

胆石症にならない6のコツ!読者からの質問

カラダの中に石ができてしまうのが胆石症。繰り返し発作が起こることもあり、なんとか予防したいと人もいると思います。リスク要因の高い人も要注意です。胆石予防のメニュー、食事療法のコツを6つ紹介します。

一政 晶子

執筆者:一政 晶子

管理栄養士・米国登録栄養士(RD) / 栄養管理・療養食ガイド

この写真は普通の石です。カラダの中に石ができるというのは少し不思議な感じですが、とてもカラフルな胆石ができる場合も。
今回は読者の方からの質問で胆石症の食事療法を紹介します。

カラダの中に石ができた?

胆汁の流れ道に石ができてしまう病気を胆石症といいます。胆のうの中の石を胆嚢結石、胆管の石を胆管結石、肝臓の中の胆管にできた石を肝内結石といいます。胆汁には脂肪の消化を助ける働きがあります。


石の材料となる胆汁って?

胆汁はコレステロール、ビリルビン、カルシウムなどを主成分として肝臓で作られ、胆のうという袋に蓄えられています。脂肪の吸収を助けるために、必要に応じてその袋を収縮して、胆管という細い管を通って十二指腸に放出されます。十二指腸は胃の次の部分の腸です。


石ができた時の症状は?

腹部上部の痛み、腰や肩の痛み、右肩下の痛み、吐き気や嘔吐、お腹の張り、高脂肪食品を食べた後の体の不調、おなら、消化不良、悪寒、微熱、肌や目が黄色くなったり、便が白っぽくなったりします。


胆石症のリスク要因は何?

加齢、女性、妊娠、高脂血症、糖尿病、肥満、ビタミンC不足の人などがリスク要因だと言われていますが、何が引き金となって胆石が出来てしまうのかははっきりと解明されていないようです。


次のページでは、胆石症を予防する食事法、6つのコツを紹介します!
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