不眠・睡眠障害/昼夜逆転・睡眠時間帯の異常

昼夜逆転・睡眠時間帯の異常

学生時代の朝寝坊で宵っ張りな生活が、社会人になっても抜け切れずに困っている人が急増中です! もしかしたら、体内時計の不調により、睡眠と覚醒のリズムが狂ってしまっているのかも?

坪田 聡

執筆者:坪田 聡

医師 / 睡眠ガイド

こんな病気が疑われます

不夜城
24時間型の社会になって、睡眠と覚醒のリズムが乱されやすくなりました
体内時計のリズムと睡眠促進物質の量によって、私たちの睡眠と覚醒がコントロールされていることを 「睡眠のメカニズムとリズム」 でご紹介しました。

しかし最近では、体内時計を昼夜24時間の環境に合わせられなかったり、社会的な要求のために、体内時計を無視した生活をせざるを得なくなったりして、睡眠と覚醒のリズムを壊してしまう人が増えてきました。

自分が望む時間帯に眠られず、逆に不都合なときに眠気が襲ってくる状態を、概日リズム睡眠障害 といいます。もし、下にある病気で当てはまるものが見つかれば、早めに 睡眠障害の専門医療機関 を受診しましょう

・ 時差がある地域への旅行の後に出現
 → 時差症候群

・ 交代性勤務や不規則勤務に従事している
 → 交代勤務症候群

・ 睡眠の時間帯が遅いほうにずれている
・ 極端な宵っ張りの朝寝坊
・ 昼夜が逆転
 → 睡眠相後退症候群

・ 朝、早くに目覚めて、その後は眠れない
・ 夕方や夜の早い時間から眠くなる
 → 睡眠相前進症候群

・ 就寝と起床の時刻が、毎日1時間ずつ遅くなる
 → 非24時間睡眠覚醒症候群

・ 眠っている時間と目覚めている時間がバラバラ
 → 不規則型睡眠覚醒パターン

気になる症状が当てはまった人は、一度 睡眠障害の専門医 で診てもらいましょう。

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