掲載日: 2009年 07月 02日
「準国産」のエネルギーを生むプルサーマル
エネルギー「自給率」のアップに寄与
前回、プルサーマルはウラン燃料をリサイクルする発電だと述べました(図1)。資源の有効活用を図る――。それはわが国のような「資源小国」にとって、とても大きな意味を持つことです。
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| プルサーマルにより資源利用効率は10%〜20%アップする(電気事業連合会) |
ただ、「自給率の改善」といっても、国内で大規模な油田を掘り当てるような可能性は、ほとんどありません。そこでクローズアップされるのが、プルサーマルなのです。プルサーマルでは、一度発電に使ったウラン燃料を再利用します。使い終わった燃料を蘇らせるのだから、これは立派な「準国産エネルギー資源」と言っていいでしょう。この発電の導入で、資源利用効率はおよそ10〜20%アップするそうです(電気事業連合会)。
廃棄物の放射能を大幅に減らす
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| 国土が狭い日本にとって、廃棄物の処分は切実な問題 |
当然のことながら、放射能を持つ廃棄物は厳重な管理のもとに置かなければなりません。容量が多ければ、それだけ大規模な施設、広大な土地などを手当する必要が生じます。ただでさえ国土が狭い日本にとっては、切実な問題と言えるでしょう。
直接処分の場合、発電の過程で生まれたプルトニウムを再利用することなくそのまま「捨てる」ことになります。そのプルトニウムの半減期(放射性物質の量が半分になる時間)は、およそ2〜4万年! 放射性物質の管理という点では、相当な負担を強いられてしまうことになります。
ですから、「プルサーマルを行えば廃棄物の放射能を小さくできるメリットがある」というよりは、「直接処分はデメリットが大きい」と言うのがより正確かもしれません。そもそも日本の原子力発電は、スタートの時からこうした燃料のリサイクル(「再処理」)を前提に推進されてきました。急に新しい取り組みが開始されたというのではなく、自然な流れなのですね
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