掲載日: 2009年 06月 20日
ウランをリサイクルする「プルサーマル」
九州電力が国内初の本格的な発電へ
「プルサーマル」という言葉を聞いたことがあると思います。5月の末には、新聞やテレビニュースなどで盛んに報道されました。「九州電力が玄海原子力発電所3号機(佐賀県玄海町、出力118万kW)でのプルサーマル発電で使うウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料が23日早朝、輸送船で同原発の専用港に到着した」(『読売新聞』)からです。このプルサーマルは、今秋の実施を予定する九州電力に続いて、四国電力が来年春(伊方原子力発電所3号機)、中部電力が来年夏(浜岡原子力発電所4号機)に始める予定となっているほか、関西電力、中国電力なども発電に向けた準備を進めています。
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| 伊方発電所全景(右端がプルサーマル実施予定の3号機) |
ところで、プルサーマルってどんな発電方法なのでしょう? 従来の原子力発電とどこがどう違うのでしょうか?
実は5%しか「燃やして」いないウラン燃料
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| ウランはリサイクル可能な燃料 |
同じウランでも、一度発電に使った燃料を再利用するのがプルサーマル。石油や天然ガスなどと違って、ウランはリサイクル可能な燃料なのです。
原子力発電は、ウランが核分裂する時に発生する熱を利用します。ところが、ウランとひとことで言っても、実は燃料には核分裂しやすい「ウラン235」と分裂しにくい「ウラン238」が混ざり合っています。その比率は、前者が3〜5%に対して後者が95〜97%。なんと今行われている原子力発電では、ウラン燃料の5%くらいしか使われていないのです。
これではいかにも、もったいない。そこでリサイクルなのです。
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