がん・がん予防

ガイド:狭間 研至

身近な病気である「がん」。治療や予防に関する正確な情報を、現場の医師がお伝え。

 

掲載日: 2007年 12月 05日

バリウム検査で何が分かるの?

健康診断のクライマックス!?

健康診断のクライマックス
健康診断のクライマックスの一つが、バリウム検査です。おいしいとは言えないあの白い液体を飲むことで何がわかるのでしょうか?
年に1度の健康診断と聞いて、何となく気持ちが重い……。その原因の一つは、バリウムを飲むことではないでしょうか?

独特のとろみと味の液体。しかも、色は、真っ白。牛乳ともヨーグルトでもない白さの液体を、ぐぐっと飲み干す感覚は、あまり、気持ちのいい物ではありません。

バリウムの検査は胃の検査とはいうものの、実際のところ、何をみているのだろう?と言う方は、意外に多いのではないでしょうか?

今回は、健康診断のクライマックス!? バリウム検査についてお話します。


バリウム検査とは?

バリウム検査とは?
バリウム検査とは、正式には、上部消化管造影検査と言い、食道・胃・十二指腸の病変をチェックするための検査です。
一般にバリウム検査と呼ばれているものは、正式には、上部消化管造影検査と言います。

上部消化管造影検査では、通常のレントゲン写真と異なり、X線を連続して照射しながら行います。バリウムは、X線を透過しないので、バリウムが口腔から食道、胃、十二指腸へと流れていく様子を、動画で見ることができます。

バリウムの流れは、そのまま、私たちの食事の流れということになりますので、食道や胃、十二指腸が狭くなっていないかどうかを見ることができます。

また、胃の粘膜についても、体を回転させてみることで、胃潰瘍による粘膜のくぼみの有無や、胃炎の有無なども見ることができます。


次のページでは、代表的なバリウム検査の所見についてお話します。

関連用語: 健康診断書 / 

掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます。