掲載日: 2009年 06月 04日
いざ、醤油のふるさとへ!(後編)
いざ、醤油のふるさとへ!(後編)
相当な生産量を誇るヒゲタ醤油の工場であるから、かつて手作業で行っていたことを効率よく動力化してはいる。しかし、基本的には、醤油が発明された400年前の仕事を、機械のパワーアシストを受けるだけで、全くもって昔ながらの方法でやっている。工場を見学すると、そういうことが実によくわかるのである。
残念ながら、生産の核心部である設備や装置の類は公開を遠慮せざるをえない。しかし、そうした最強の環境から産まれてくる半製品は、それを見ているだけでも十分に納得のできるものだ。

我々一行は、延々と連なるヒゲタの発酵室の最初の部屋に通され、この部屋で長い期間をかけて熟成していく諸味を一堂に並べて見せていただいた。これが、新仕込状態の諸味である。試食させていただくと、ただ塩っぽい味がして、旨味がまとまっていない感じ。ただただ若いのである。

さらに、発酵中を試食させていただくと、ぐっと旨味が増していることがわかる。味も一体化が進んできた感じだ。

絞る直前まで熟成が進んだ諸味は、さすがに旨い。ここに胡瓜が一本あれば座り込んで一升酒を開けることができよう。
さあ、次のページでは、実際の工場内の槽では、諸味がどんな表情をしているかをアップでご覧にいれる。



