パン

ガイド:清水 美穂子

ブレッドジャーナリスト、フードコーディネーターなど、新聞、雑誌、書籍にて活動中。

取材依頼 問合せ

 

掲載日: 2003年 01月 21日

フランス老舗PAUL(ポール)のパンが大人気

読者が選ぶベストパン★2002 で 大人気だったPAUL。初登場にして総合2位、部門別で バゲットそしてパンが美味しいカフェでも全て2位に躍り出た、昨年最も話題にのぼったパン屋さんのひとつです。

小売店の多いフランスで、チェーン店として特にここ10年で急成長し、 現在ではフランスに約250店の他、スペイン、オランダ、トルコにも店があります。
パリでは有名店ラデュレ のパンも焼いているそうです。

日本では、敷島製パンから独立したレアール パスコ ベーカリーズがワールドフランチャイズとして経営、 東京八重洲(セントラルパシフィック内)と東京駅名店街、大阪、六本木、四谷に出店しています。
今回は昨年9月にオープンしたPAULアトレ四谷店に取材しました。



PAULの歴史
19世紀の終り、フランス北部の町リールに開店。
5代目のフランシス・オルデルさんは、大規模なパン工場を創設し、ムーランブルーの名でMONOPRIX(モノプリ)やAUCHAN(オーシャン)などの 百貨店に卸しをする一方で、さらに伝統的なパンを探求し、現在のPAULを作り上げ、拡大していきました。 19世紀の原点に立ち返って、当時の小麦粉を契約栽培し、同じ製法で作ったことが成功への鍵となりました。


店の特徴のひとつ「井」型のディスプレイのフルートアンシェンヌ

日本でも現地に限りなく近い味を伝えるPAUL。 輸入規制のある生鮮食品(卵やサンドウィッチの具材)以外はすべてフランスと同じにしているそうです。 ハード系のパンはフランスから、契約栽培農家に作らせている専用の小麦粉を取り寄せ、現地と同じ設備でスクラッチ製造しています。 デニッシュペストリーは冷凍空輸して日本で焼成しています。

ジャパナイズせず、忠実に再現しているのは材料、製法、技術だけではありません。 19世紀のフランスをコンセプトにした店舗デザインも直輸入です。
黒塗りのクラシックな外観、パンの並べ方、そして店内に飾られた絵や、パンにまつわるさまざまな道具もすべて、フランスの店舗と同じものを 取り寄せているそうです。紙のランチョンマットもパリと同じ。メニューにはユーロの表記まであるのです。


それでは次のページでパンをご紹介しましょう。


ガイドメールマガジン
携帯電話のメールアドレスでは登録できません

掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます。