きむら のぶあき
弁理士。大学卒業後、技術者として研究開発に従事した後、国内の研究開発系企業の知的財産部門で、海外企業との特許ライセンス、特許紛争などを担当。その後、外資系企業での特許ライセンス関連業務に従事。現在は、インフォート国際特許事務所に所属
得意分野
弁理士資格の取得。これを活用したキャリア形成。知的財産の形成と活用。
ガイド担当テーマ
ガイドからの挨拶
はじめまして。ガイドの木村晋朗です。
皆さんは、弁理士についてどんなイメージをお持ちでしょう。
弁理士の資格は、特許権、商標権の出願などを始めとする、知的財産権に関する業務を行うための国家資格です。そして、知的財産権は企業などの活動に大きな影響を与えています。例えば、スマートフォンなどの特許権、意匠権や、地域名を含むブランドの商標権についてのニュースを目にすることも増えています。また、知的財産権に関する法律や制度、弁理士試験の制度などは、頻繁に改正されていて、この分野は変化が早いと言えます。
一方で、仕事などで知的財産権を扱う機会がないと、知的財産権や、弁理士についてイメージがわきにくいかもしれません。筆者自身、2001年に技術者から知的財産権業務に仕事が変わったときには、右も左もわかりませんでした。それ以前に、発明者として特許出願に関わったことがあったにもかかわらずです。
そこでここでは、弁理士試験の制度や、弁理士としてどのように知的財産権についての業務にかかわっていけるのかなどについて、業務にかかわったことのない方にわかりやすくお伝えしていきたいと思います。